愛しの蘭丸様

43. ページ44

〜side>＞＞A〜

大変なことに…。

龍也｢A、悪ぃ。俺のミスだ。｣
A｢いえ、日向さんは何も…｣

怖い。 この騒動で蘭丸さんにも
迷惑をかけた。

日向さんのことより自分のこと、
蘭丸さんとのことを考えてしまう自分が許せない。

龍也｢ホントに、すまねぇ。
顔は撮られてないみたいだから多分大丈夫だと思うが…｣
A｢はい。｣
龍也｢一緒にいるのもあれだし、
黒崎に迎えに来てもらってお前は帰れ。｣
A｢あ、1人で大丈夫です…｣
龍也｢いいから。｣
A｢でも…｣
龍也｢大丈夫だって。裏口からなら誰も見ない。｣
A｢ごめんなさい…｣

私は、もう、ここにいられないかもしれない…

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