愛しの蘭丸様 (ページ24)

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22. ページ24

花火も終わり後は帰るだけ…
時間は22時30分と少し遅い時間。

嶺二｢結構遅くなっちゃったね〜｣
蘭丸｢お前がはしゃいでるからだろ｣

運転席には寿さん
後部座席は私と蘭丸さん。
行きと同じように座っている。

嶺二｢あ、どこまで送って行ったらいいかな？｣
蘭丸｢俺の家でおろせ。｣
嶺二｢え、Aちゃんは？｣
蘭丸｢今日は泊まらせる。｣
A｢ふぇ?!ｯｯ…… 聞いてません!!!｣
蘭丸｢言ってねぇからな。｣

突然のことに驚き、思わず前の座席に頭をぶつけてしまった…

A｢私、何も用意してないです｣
蘭丸｢俺ん家の物使えばいいじゃねぇか｣
A｢でも…｣
蘭丸｢ま、嫌って言うんなら別に来なくていいけどな。｣

蘭丸さんはズルい…
こういうことさらっと言うから
心の準備が出来なくて頭がクラクラしそう…

A｢行きます…｣
蘭丸｢よし。｣

優しく頭を撫でる蘭丸さんの手は
ゴツゴツしていたけれど、とっても暖かかった。

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