愛しの蘭丸様 (ページ20)

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18. ページ20

私が蘭丸さんと寿さんに
ついていかないと、
月宮さんが困る……。
どういう意味かよく分からず首を傾げる。

嶺二「ん〜？どういうこと？」
林檎「そ・れ・は〜♪」
蘭丸&嶺二&A「それは？」
林檎「Aちゃんにカメラマンを頼みたいからよ!!」
蘭丸「カメラマン？」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

要するに、
月宮さんはQUARTET★NIGHTの休日を
撮らなければならないけど、
今日は仕事が忙しいため、私にカメラマンを…
という訳らしいです．．．。

林檎「だから、ね？Aちゃんも堂々と
2人とお出かけ出来るわよ♪」
藍「仕事押し付けてるだけでしょ。」
林檎「そんなことないわよ！」
蘭丸「まぁ、そうしたらAとゆっくり
OFFを過ごせるな…」
林檎「でしょ〜?!ね、Aちゃん、やらない？」

もちろん私の答えは決まっている…

A「やります！やらせてください!!!」
林檎「ありがと〜!!!助かるわ!!!」
嶺二「まぁランランと一緒に僕も付いてくるけどね？」
A「人数多い方が楽しくないですか？」
蘭丸「付いてくる奴が嶺二ってのが気に食わねぇがな」
嶺二「もう！そんなこと思っても言わないの！」
藍「ボクもう行くね。レイジもそろそろじゃないの？」
嶺二「あ、そだね。いってきまーす!!!
2人とも待っててねッ!!!」

寿さんと美風さんが仕事に向かい、
蘭丸さん、月宮さん、私が残った。

蘭丸「俺はちょっと寝る。嶺二が来たら起こしてくれ」
A「あ、分かりました」

蘭丸は近くのソファに横になると
すぐに寝息をたてた。

林檎「にしても、よかったわ〜♪」
A「え？」
林檎「ランちゃん達が騙されてくれて、」
A「騙される？」
林檎「実はね、アイドルのOFFを撮る仕事なんかないの♡」
A「え？！」
林檎「だって、堂々とデートも出来ないなんて悲しいじゃない… だから、ちょっと嘘ついちゃった♪」
A「そんな… ありがとうございますっ。」