ワールドトリガー〜S級愛され最強少女！？〜

ep.21 ページ22

貴「それは大丈夫だと思いますよ
私はその子に会いましたから
それにそれは後で調べれば分かる事ですし」

城戸司令が疑いをかける中
紀村さんの一言で少し空気が変わった

忍「そういう事だ迅・A・ 三雲君
つなぎをよろしく頼むぞ」

修「・・はい！」

なぜ紀村さんが空閑に会っているから
大丈夫なのか疑問に思いつつも
とにかく無事にすみそうなので
今はとにかく忍田本部長の言葉に返事をした

迅「そのつもりです忍田さん」

城「では解散とする進展があれば報告するように」

そして城戸司令の言葉により
会議は終わったのだった



そして僕達は会議室を出て
空閑と千佳の元に向かっていた

修「そういえば紀村さん
紀村さんは空閑の親父さんと
知り合いなんですか？」

ふと僕は先程気になっていた事を聞いてみた

貴「う〜ん知り合いっていうか
私の両親もボーダー創設期メンバーだから
私も何かとボーダーには
昔からいたんだよねぇあはは」

紀村さんは気まずそうにそう教えてくれたが
その時の表情が凄く悲しそうだったので
あまりふれてはいけない気がし
それ以上この話は聞かない事にした
そして今度は迅さんに質問してみた

修「空閑の親父さんが上層部と知り合いなら
空閑ももう大丈夫なんですよね？」

迅「う〜んどうかな」

修「えっでもさっき」


迅「メガネ君も何となく気づいてると思うけど
今ボーダーは大きく分けて
３つの派閥にわかれてんだよね」

修「派閥！？」

迅「近界民に恨みのある人間が多く集まった
[近界民は絶対許さないぞ主義]の城戸さん派

近界民に恨みはないけど街を守る為戦う
[街の平和が第一だよね主義]の忍田さん派
そして

[近界民にもいい奴いるから
なかよくしようぜ主義]の我らが玉狛支部

修「なるほど...」

迅「まぁ城戸さん派は1番でかい派閥だから
うちが何かやっても王者の余裕で
見逃して貰えてたけど...」

貴「もし遊真君と玉狛が手を組んだら
そのパワーバランスが
ひっくり返りますもんね...」

修「空閑1人でそこまで！？」

貴「黒トリガーってのはそういうものなの」

紀村さんの言葉によって
改めて黒トリガーの強さを思い知らされた

迅「城戸さん派的にはそれは避けたい
だろうからどうにかして黒トリガーを
横取りしようとするだろうな」

三雲side終了

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