第52話 ページ4
社会の時間が終わった時。
教科書どうしよう…
やっぱり言うべきだよね。
教科書の後ろを見れば、不器用な文字で
'登坂広臣'そう書いてある。
何だろ。なんか変な感じ。
まぁいっか…
「あの…登坂？」
呼んだら、寝ながら手だけ出して教科書を
奪い取った。
そんな素っ気ない態度とらなくても…
で、その後も特に何も無く、昼休み。
楓「Aー」
「何ー？」
楓「私さ、ちょっと今市くんのとこ
行きたいんだけど、購買に行きがてら
一緒に行かない？」
「うん、いいよ？」
私が立ち上がった瞬間、
パシッ
「わっ！」
楓「どうし………た」
臣「……お前はこっち」
「え！？何！」
楓「(●'д')bﾌｧｲﾄです」
────────────────────
連れてこられたのは屋上。
本当は生徒は立ち入り禁止なんだけどね。
「……痛い」
臣「………わり」
それから少しの沈黙が続く。
それを破ったのは登坂の言葉で。
臣「好きだ。」
「………へ？」
臣「なぁ、隆二と放課後いなかったよな？
あんな、ラブラブじゃないよな…？
嘘だ、って言ってくれよ…」
とてつもなく悲しい顔で言われた。
何も言えなかった。
臣「何とか言えよ！」
「……帰った、一緒に。」
臣「お前、やっぱり…隆二のこと…」
分からない。好きかどうかなんて分からないよ…
その時、昨日とは違う香りに包まれた。
臣「行くなよ…隆二んとこ…」
臣「あん時、すげぇ怒っててもう関わりたくない
とか思ってても、いざお前の前にたつと
怒る気無くなってくんだよ…ただ悲しいだけ。
俺、情けねぇな、まじで。お前が恋愛をする事
が怖いのは知ってる。そういうとこ全部、
俺が守りたいんだ。だから…
俺じゃ、駄目……？」
今の私には、まだ分からない。
「…ごめん、ちょっとだけ時間くれないかな？」
臣「いつでも待ってる。」
少しだけ顔をあげるとすぐそこには
整いすぎた登坂の顔。
目と目があって、自然とその距離は近くなっていく。
また、キス……？
臣「……やっぱやめた」
「何それ」
臣「お前がしてほしいって言ったらしてあげる。」
「私が好きになる前提になってるでしょ。」
臣「俺隆二とは真逆だからなぁ」
確かにそうかもね。
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登坂系女子(プロフ) - 3jsbさん» ありがとうございます！！更新頑張りたい所なのですが…私ちょっと今受験生でございまして、無事終ったらまた更新したいと思っています！！ (2018年1月14日 19時) (
レス) id: eabe8b62ee (このIDを非表示/違反報告)
3jsb - この小説すごく面白くて大好きです！更新頑張って下さい！ (2018年1月9日 16時) (レス) id: 385883160a (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - 頑張って下さい！ (2017年8月26日 22時) (レス) id: e1aae47cc5 (このIDを非表示/違反報告)
登坂系女子(プロフ) - りなさん» 本当ですか！？ありがとうございますー！頑張ります！！ (2017年8月26日 22時) (レス) id: 2d1cfc4051 (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - 更新頑張って下さい！この小説大好きです！ (2017年8月26日 9時) (レス) id: e1aae47cc5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：登坂系女子 x他1人 | 作成日時：2017年4月27日 23時
