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一石四十三鳥 ページ44

嘘恋人が始まってから18日目。今日は17〜0時シフト。



いつも通りお仕事してる訳なんですが…
ベロッベロに酔っ払ってる銀さんがお迎えに来た。

まぁ松田は銀さんが天罰下してからかぶき町に近づいてないみたいだから大丈夫か。



銀「うぃ〜ヒック Aちゅゎ〜ん。銀さんが迎えに来たぞぉ〜。」

「介抱されに来たの間違いでしょ…。」



全く…。店の空いてる椅子に座らせてさっさと退勤の準備を済ませる。

この酔っ払いを連れて家に帰らなきゃいけないのか…。

お仕事が終わったあとにまたひと仕事ある感じだな。



「銀さん、行くよ。」

銀「はいよ〜〜。」



ふらふらだけど一応歩けてはいるみたい。

と、思っていたけど。



銀「いってェェエ!」



ゴツっと鈍い音がしたからそちらを見ると、思いっきり電柱に頭ぶつけてやがんの。



銀「おめっやんのかぁ?ゴルァ?!」


なんて言って電柱相手に喧嘩を売り出している。もう何してんのマジで。



「銀さんそれ電柱。仕方ないなぁ…肩貸すよ。」

銀「あんがとよぉ。」



私の肩に腕を回して体重をかけてくる彼。
本当に何をしに来たんだこの男は。返金して貰うぞ。

大の大人を支えながらなんとか家まで到着した訳だけど…



「これ銀さん1人じゃ帰れないよね…。」



彼を見ると既に夢見心地のようで、半分寝ているのかふわふわしている。

この状態の銀さんを1人で帰すのは怖い。オヤジ狩りとかに合いそう。

酔っ払いを家に泊めるしかないか。

何かあったら通報しよう。うん。


1人で結論を出して銀さんに肩を貸してふらふらとリビングまで足を進める。



「銀さん!水!飲んで!」

銀「嫌だ!銀さんはいちご牛乳しか飲みません!」

「めんどくさ。」

銀「なんでそんなこと言うの?!」

「だるいだるいだるい」

銀「わァったよ!飲みゃいいんだろ!
こんくらい銀さんにだって出来ますぅー!」



何故か不服そうに水を一気飲みした銀さんはそのまま布団に倒れんこんで、大きな大きないびきをかいて寝始めた。



「疲れた…。」



お前のせいだぞっ。と幸せそうに寝ている銀さんのおでこをペチンと叩いて寝支度を始めた。

煩いいびき、本当なら鬱陶しいはずなのに、何故かそれが落ち着く。

「変なの。」なんて1人で呟いてそっと目を閉じたのだった。

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氏兎(プロフ) - まゆゆんさん» コメントありがとうございます!そう言って頂けて嬉しいです(TT)頑張りますー!! (2022年9月24日 1時) (レス) id: 6006d7194f (このIDを非表示/違反報告)
氏兎(プロフ) - さちさん» コメントありがとうございます!!嬉しいです!!頑張ります(^-^) (2022年9月24日 1時) (レス) @page32 id: 6006d7194f (このIDを非表示/違反報告)
まゆゆん - このお話大好きです!!!!!!更新頑張ってください!応援しています🥰 (2022年9月20日 18時) (レス) @page31 id: accb57b751 (このIDを非表示/違反報告)
さち - 面白い!!更新頑張って下さいね!!!!!!! (2022年9月19日 20時) (レス) @page31 id: 0e3bc286c0 (このIDを非表示/違反報告)
氏兎(プロフ) - 夢子さん» コメントありがとうございます!楽しんで頂けて嬉しいです!もっと楽しんで貰えるように更新頑張ります(^-^) (2022年9月10日 17時) (レス) id: 6006d7194f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:氏兎 | 作成日時:2022年7月25日 0時

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