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消灯を過ぎた時間に寮を抜け出しているのが見つかってしまった。
寮の点数が引かれてしまうだろうか、それとも罰則？
不安と動揺を隠しきれないAの様子をニコニコと眺めながら、ダンブルドアは「落ち着くのじゃ」と一言言った。
「今朝ぶりじゃの、調子はどうかね？」
「すこぶる快調です。あの、先生、」
「ところでケイオス、なぜこんなにも廊下が静まり返っておるのじゃ？わしはさっき時間を確認するのを忘れてしまっての___きっともうそろそろで消灯時間が来る頃じゃろうな」
ダンブルドアはおちゃめなウィンクをAに送った。Aは時間を訂正しようと口を開きかけたが、ダンブルドアの言葉とウィンクの意味がわかり、笑いながら「はい、ちょうどそれくらいの時間です」と答えた。
「今日はどうやら大変な一日だったようじゃの」
「なぜ知っていらっしゃるんです？」
「お主の顔を見ればなんとなくわかる。疲れた顔をしておるぞ」
どういうわけだかダンブルドアにはなぜかお見通しのようだ。Aは 恐ろしい人だな と思った。
「どうだったかね？たまにはこういう刺激的な一日も悪くないじゃろう」
「えぇ、いや、私にはちょっと強すぎますし、落ち着きませんでした」
「そうか、お主はちと____まあ今はそれでも良い。時期にわかるときがくるはずじゃ。ところでその鏡には何が映って見えるかね、ケイオス」
ダンブルドアが言いかけたことのほうがAは気になったが、ダンブルドアは答える気がなさそうなのでそちらを聞くのは諦めた。
「あのそれは……ダンブルドア先生、これは一体何を映しているんですか？」
Aはダンブルドアからの質問に質問で返すという失礼な答え方をしてしまったが、どうしても鏡に映るものを口に出したくなかった。Aは鏡に映る自分を見た瞬間、それが何を映すものなのかなんとなくわかってしまっていたからだ。
「その鏡は、お主の心の一番奥にある一番強い望みじゃよ。何が映っておるのじゃ、ケイオス」
「たくさんのかぼちゃパイに囲まれてたらふく食べているところです」
Aは堂々とバレバレの嘘をついたが、心の一番奥にある望みをあっぴろげに教えるよりはよっぽどマシだった。
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yuu(プロフ) - ハリーオチも見てみたいって思ってしまいます🥺 (1月28日 21時) (
レス) @page18 id: 2fc2dde4c4 (このIDを非表示/違反報告)
ねむねむねむね(プロフ) - さくらねこさん» コメントありがとうございます！更新を楽しみにしてくださる方がいるとわかって、すごくやる気が湧いてきました！こちらこそ、今後もぜひよろしくお願いします！❤︎ (2023年3月11日 21時) (レス) id: f136dcc095 (このIDを非表示/違反報告)
さくらねこ(プロフ) - 最近は、この作品が投稿されるのが待ち遠しい日々です。更新楽しみにしています！ (2023年3月11日 19時) (レス) id: 3e43640b9a (このIDを非表示/違反報告)
ねむねむねむね(プロフ) - ちぢぶさん» コメントありがとうございます！自分で書いていてわかりにくくないか不安だったのでそう言っていただけてすごく嬉しいです！✧私も主人公ちゃんの性格大好きなのでもっとたくさん魅力を引き出せていけたらなと思います！こちらこそ、これからもよろしくお願いします！ (2023年3月8日 15時) (レス) id: f136dcc095 (このIDを非表示/違反報告)
ちぢぶ(プロフ) - コメント失礼します！情景がすっと思い浮かんでくるような描写の仕方やキャラ達の個性が引き立つセリフの言い回しがとっても好きです...！主人公ちゃんのキャラクターも素敵で、キャラ同士の絡みも読んでてワクワクしました...！これからも応援しています！ (2023年3月7日 17時) (レス) @page27 id: a1d11d1f69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねむねむねむね | 作成日時：2023年2月21日 12時
