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クリスマス・ディナーの最中、ハリー達が席を立つのが見えたのでAも合わせて大広間から出た。
ハリーたちがクラッブとゴイルに変身するために、眠り薬が仕込まれたケーキを彼らに食べさせた。クラッブとゴイルがあまりにも浅はかだったおかげで、驚くほどスムーズに事が進んだ。
なんと、ハリーたちは嘆きのマートルがいる女子トイレでポリジュース薬を調合していたようだった。Aはマートルに会いたくなかったため、女子トイレの外で待つことにした。
しばらくすると、女子トイレからクラッブとゴイルが出てきた。
「すごいわ、あの二人そのまんま____グレンジャーは？」
「何かあったみたいなんだ。先に行けってさ」
「仕方ないよ、A、急ごう」
クラッブとゴイル____ロンとハリー____を引き連れ、Aはスリザリンの寮へと向かった。
マルフォイの腰巾着で有名な巨漢二人が小柄な少女に先導される様は、傍から見たら異様なものであったが、幸いにも今はホグワーツにいる生徒は少ない。
「もうすぐよ」
「お前たち、こんなところにいたのか。随分探したんだぞ____何でお前がいるんだ、ケイオス」
三人の背後からマルフォイの声が響いた。マルフォイに会えて安堵したのも束の間、ハリーとロンはしどろもどろになった。
そうだ、Aがクラッブやゴイルと一緒になって行動することなんて普通はありえないのだ。
「二人に合言葉を聞かれただけよ、うっかり忘れてしまったんですって」
即座にAがそう言った。
「お前たち、目の前にいる奴が誰なのかわからないほど馬鹿になったのか？」
マルフォイはAを一瞥し、「まあいい、二人とも、行くぞ」と吐き捨てた。
「なんでついてくるんだ、ケイオス」
「あなたについていってるわけじゃないわ。目的地が同じなだけよ」
Aの「私達の寮でしょう」という言葉に、マルフォイは明らかに不機嫌になった。
これなら私が手伝う必要なかったじゃない とAは思ったが、もう仕方のないことだ。
湿ったむき出しの石が並ぶ壁の前でマルフォイは立ち止まった。
「純血！」
マルフォイが壁に向かって合言葉を言うと、壁に隠された石の扉がするすると開いた。
「じゃあ、頑張ってね」とAはハリーとロンに小声で呟き、さっさと部屋へ向かっていった。
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yuu(プロフ) - ハリーオチも見てみたいって思ってしまいます🥺 (1月28日 21時) (
レス) @page18 id: 2fc2dde4c4 (このIDを非表示/違反報告)
ねむねむねむね(プロフ) - さくらねこさん» コメントありがとうございます！更新を楽しみにしてくださる方がいるとわかって、すごくやる気が湧いてきました！こちらこそ、今後もぜひよろしくお願いします！❤︎ (2023年3月11日 21時) (レス) id: f136dcc095 (このIDを非表示/違反報告)
さくらねこ(プロフ) - 最近は、この作品が投稿されるのが待ち遠しい日々です。更新楽しみにしています！ (2023年3月11日 19時) (レス) id: 3e43640b9a (このIDを非表示/違反報告)
ねむねむねむね(プロフ) - ちぢぶさん» コメントありがとうございます！自分で書いていてわかりにくくないか不安だったのでそう言っていただけてすごく嬉しいです！✧私も主人公ちゃんの性格大好きなのでもっとたくさん魅力を引き出せていけたらなと思います！こちらこそ、これからもよろしくお願いします！ (2023年3月8日 15時) (レス) id: f136dcc095 (このIDを非表示/違反報告)
ちぢぶ(プロフ) - コメント失礼します！情景がすっと思い浮かんでくるような描写の仕方やキャラ達の個性が引き立つセリフの言い回しがとっても好きです...！主人公ちゃんのキャラクターも素敵で、キャラ同士の絡みも読んでてワクワクしました...！これからも応援しています！ (2023年3月7日 17時) (レス) @page27 id: a1d11d1f69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねむねむねむね | 作成日時：2023年2月21日 12時
