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Aはシャワーを浴び、念の為制服も着替えた。
だがあの臭いはなかなか忘れられそうにない。
夕食を食べるため大広間のテーブルにつくと、Aにズカズカと近寄ってくる者たちがいた。
そして二人は、Aの目の前で肩を寄せあってコソコソと話し始めた。失礼にもほどがある。
「見間違いかそっくりさんじゃなけりゃあ、この子はさっき俺達がクソ爆弾をぶち当てちまった女の子じゃないか？」
「それに、よりにもよって本当にスリザリン生ときた」
「僕が思うに、ハリーの奴は頭がイカれちまったんだろうな。どうする、相棒？」
あの双子だった。
「彼はイカれてないわよ！」
Aは思わず叫んだ。
双子は不意をつかれたように顔をキョトンとさせた。
Aは、この双子はAが死喰い人の娘であることを知らないんだろう と直感した。
「だから、私は確かにスリザリンだけど、少なくとも彼が嫌いになるような奴じゃないってことよ」
スリザリンとグリフィンドールは、理由なんてなくても憎み合うものだった。何故か昔からそうらしい。
例に漏れず、この双子もスリザリンが嫌いなのだろう。
このスリザリン嫌いの風潮が、Aはどうも納得できなかった。
____だってそれじゃあ、スリザリンに選ばれた私自身が否定されてるようなものじゃない。
Aの頭に、ハリーの笑顔が思い浮かんだ。
Aも意味なくグリフィンドールを嫌いになれたら、こんな気持ちになることもなかっただろうに。
「本当に、ハリーが言ってたとおりってことか？」
「にわかに信じ難いがな」
「まさかあの、ずる賢くて」
「弱虫で」
「ウスノロばかりのスリザリンだってのに」
疑いの目は消えなかったものの、双子はようやくAに向き直った。
「クソの臭いは無事取れたようで何より」
「ま、とりあえずこれで」
双子は同時に、Aの前に腕をずいっと差し出してきた。
「そりゃあどうも、ウィーズリー」
「僕達を知ってるのか？」
「当たり前よ、有名だもの。どっちがどっちかわからないけど」
「僕がフレッド。そんでこっちが」
「ジョージさ」
「全然見分け、つかないわ」
Aも両手を出して、渋々双子と握手をした。
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yuu(プロフ) - ハリーオチも見てみたいって思ってしまいます🥺 (1月28日 21時) (
レス) @page18 id: 2fc2dde4c4 (このIDを非表示/違反報告)
ねむねむねむね(プロフ) - さくらねこさん» コメントありがとうございます！更新を楽しみにしてくださる方がいるとわかって、すごくやる気が湧いてきました！こちらこそ、今後もぜひよろしくお願いします！❤︎ (2023年3月11日 21時) (レス) id: f136dcc095 (このIDを非表示/違反報告)
さくらねこ(プロフ) - 最近は、この作品が投稿されるのが待ち遠しい日々です。更新楽しみにしています！ (2023年3月11日 19時) (レス) id: 3e43640b9a (このIDを非表示/違反報告)
ねむねむねむね(プロフ) - ちぢぶさん» コメントありがとうございます！自分で書いていてわかりにくくないか不安だったのでそう言っていただけてすごく嬉しいです！✧私も主人公ちゃんの性格大好きなのでもっとたくさん魅力を引き出せていけたらなと思います！こちらこそ、これからもよろしくお願いします！ (2023年3月8日 15時) (レス) id: f136dcc095 (このIDを非表示/違反報告)
ちぢぶ(プロフ) - コメント失礼します！情景がすっと思い浮かんでくるような描写の仕方やキャラ達の個性が引き立つセリフの言い回しがとっても好きです...！主人公ちゃんのキャラクターも素敵で、キャラ同士の絡みも読んでてワクワクしました...！これからも応援しています！ (2023年3月7日 17時) (レス) @page27 id: a1d11d1f69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねむねむねむね | 作成日時：2023年2月21日 12時
