アシスタント24 ページ26
私が住み着いているのは、シブヤのとあるマンション。
一軒家だと色々不便だからね。
『はい、良いよー。帝統』
「お邪魔しまーすっと」
あぁそうそう。
思わずタメ口になっちゃってたけど、聞いたら同い歳だった。
それに泊めるんだから、ラフな方が楽だよね。
「普通だな。女の家っつったら、もっと甘い香りとかすんのかと思ってた」
『まさか。そんなの好きな人の前とかそのくらいでしょ』
「へぇ。んじゃあ、アイツに会いに来る女はそうなんだなぁ」
といっても、私は好きな人出来たこと無いから分からないけど。
自室に鞄を置いて、キッチンに向かう。
『なんか飲む?』
「ん?あーそうだな。いや、もてなさなくてもいいぜ?むしろ俺が礼としてなんかするべきだろ」
あはは。
意外と真面目なんだ。
あの人のところは突然の客人でももてなしてたから、癖だなぁ。
『じゃあ、夕飯作るからお風呂沸かしてもらえないかな。やり方分かる?』
「ん。そのくらいならダチの所でやったことあるぜ」
にっと笑う顔は、人当たりの良い雰囲気が漂っている。
私が手を差し伸べなくても、きっと色んな人に助けてもらえたんだろうな。
性格も素直そうだし。
……うん。
なんか、少し気楽になったかも。
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黒羽ひみと(プロフ) - アスカさん» 本当ですね汗。教えていただきありがとうございます!直しておきます。 (2019年10月5日 14時) (レス) id: 451dd01b35 (このIDを非表示/違反報告)
アスカ(プロフ) - すみません。27話から一気に30話になってますよ。 (2019年10月5日 0時) (レス) id: 1b47d3033b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒羽ひみと | 作成日時:2019年8月16日 9時