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首「それで、それの何にそんなに苛々しているんだい?」


そうだ、そこが問題なのだ
考えても出なかった答えだ



太「______分かりません」


首「おや、珍しいね」


太「ただ、中也がAと肩を組んだり、頭を撫でたらAが笑ったり____」


首「え?あ、ちょっと太宰君?」


















太「___________気に食わなかった」



そう云うと、首領は驚いたように目を瞬いた



首「あぁ〜、、、う〜ん、、なるほどね?」



何故こんな微妙な反応をされているのだろう


その時

首「よし、太宰君、君に宿題を出そう!」


太「は?」


首「自分が何故、このような気持ちになったのか。そして、その気持ちの正体を突き詰めてきなさい」






太「、、、、、、は?」




Noside

森の衝撃的な発言に驚いた太宰は、最終的にはしっかりと返事をして、そのまま部屋を後にした



太宰が出て行った直後、金髪に青い瞳を持つ少女、エリスが何処からか出てきた



エ「何を話していたn、、、、
もう!リンタロウ!!何て顔をしているの!!気持ち悪いわ!!」


首「えぇ〜!?酷いよエリスちゃぁ〜ん」


エ「ふんっ」


この少女、エリスは、中々にツンツンした性格で、森の心にグサグサと棘を刺しまくる

が、森はそんなの慣れっ子だし、そもそも自分で決めた'設定'であるので、痛くも痒くもない
寧ろご褒美である




そして、そんな森にエリスは尋ねる


エ「それで、ダザイとは何を話していたの?」


首「あぁ、それはね____」


森は自らの唇に人差し指を持っていって、こう云った








首「______秘密だ」


普通の乙女ならこの大人の色気に卒倒することだろう


だがしかし、こんなものはエリスに通用しない


エ「えー?!何で?!
リンタロウのバカッ!もう嫌い!!」


首「そんなぁ〜!!」


いくら組織の長であっても、自分の愛し子には弱いのである


首「うぅ〜ん、そうだなぁ〜」


森は考える仕草をする


首「まあ、簡単に云うと












________________太宰君にも春が来たってことかな?」



これ以上ない答えである
しかし、



エ「春って何?!
もう意味わかんない!!リンタロウ嫌い!」


首「そんなぁ〜!?」


実に理不尽である


首「許しておくれよぉ〜、エリスちゃぁ〜ん!」




そして、自分の愛し子には弱い森であった

10.欲と独白→←9.癒しのあの子



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紫乃(プロフ) - ぴょんぴょんさん有難うございます!これからもよろしくお願いします! (2022年11月24日 19時) (レス) id: 6ec89759a7 (このIDを非表示/違反報告)
ぴょんぴょん - すばらしです。夢主の性格がタイプだしだざさんの口調も解釈一致すぎます。最高 (2022年11月24日 19時) (レス) @page6 id: 7c1e9fc614 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫乃 | 作成日時:2022年11月22日 22時

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