6話 ページ6
だからこそ今まで頑張ってこれて昇格もできた。
「かっこいいな、俺そんな強い志と目をしている女
好きだぜ。」
『…ふっwありがと
さて、夕方まで帰ってこないけど朝昼は冷蔵庫の中にあるものなんでも食べて！夜は作るから！
んじゃ行ってくる！』
「おう行ってこい！」
いつもよりいい気分で家を出て会社に向かう、振られた次の日とは思えない。
彼も会社の社員だ、どうせまた会うがもう関係は何も無いただの同僚として接する
だって浮気相手も同じ会社なんだよ……しかも私の部下、最悪だ。
なのに全く心が暗くならないのはきっとさっきのロジャーの言葉だろう
私の生き方は会社からは言われないが外からは色々言われている。
女のくせにでしゃばってとか、コネであそこまでやってんだろという古風な考え方のお偉いさん方
まぁそのことがきっかけでうちの会社との契約が破棄されて文句言ってるだけなんだけど
そんな後ろ指さされるような私があんな真っ直ぐな目で肯定してくれるのは初めてだった
だからこんなに心が晴れやかなんだ、
今まで頑張ってきたことを全て否定してきた彼と私の生き方をかっこいいと肯定してくれたロジャーは全く違う
会社に着いたらきっと別れたことが話題になるだろう、みんなから祝福された私たちがこんな簡単に別れてしまったんだ。
すごく申し訳なく思う
特に悲しむのは多分……
「A〜！！やっぱり1週間会えないとしんどかったぁぁ！」
『麻里ちゃん〜！1週間の出張お疲れ！相変わらずお肌綺麗ね！』
彼女は宮本麻里と言って私の同僚、1週間別会社へ出張していた私と同じバリバリのキャリアウーマン
とても美人
そして異常なほど私を好んでらっしゃる
もう一度とても美人
「もう会えなくて死にそうだったわ……そういえばいつも颯太くんと朝話してるのに話してないわね、喧嘩？」
颯太とは元彼の名だ
麻里ちゃんに言ったらなんか会社裏とかでボコボコにしてそう……どうしよう
するといつもより遅れてきた颯太が今カノさんと仲睦まじそうに入ってきた
「何よあれｯ！」
『待って麻里ちゃんｯ！別れたの！昨日別れたの……』
今にでも殴り込みに行きそうだった麻里ちゃんを思い切り引き止めて別れたことを話す
でも絶対なっとく言ってないな
『私あんな男もう忘れたい！
もっといい男いるよきっと！』
もう結婚する気なんて無くなったけど、麻里ちゃんは私が幸せになることを願ってる…
「ごめんね、私があんな男紹介したから」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 52人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
もも - ミノさん» 焦ったww私の夢の中で出てきた幽霊キャラと同じ名前wwびっくりしたぁ〜〜〜……… (3月12日 18時) (
レス) id: 2bfbe6c963 (このIDを非表示/違反報告)
ミノ(プロフ) - 続きが気になりすぎます((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ最新頑張ってください✨ (3月12日 18時) (レス) @page33 id: 7c3ba8c0b7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：PERSONA | 作成日時：2020年6月27日 15時
