29話 ページ29
『大丈夫だよ、寝起きだから体温高いだけだよ！
早く仕事仕事！』
仕事に取り掛かろうと自分のデスクに向かうと少し眉を下げた元彼が立っていた
嫌な予感と頭痛しかしない
「おはよう、大丈夫……か？本当に顔色悪いぞ？」
私の微妙な表情の違いや顔色で体調が悪いことに気がついた
さすが元彼といったところなのか
しかしこいつに心配されるほど私は弱ってなんかない、逆に腹たってきたわ
『全然平気ですしアンパ〇マンほど元気ですが』
「アンパ〇マンは水に濡れると力が抜けて役に立たなくなる……」
『痛いとこ着かないでよ、だからアンパ〇マンは強い訳じゃなくて運が良くてたまたま毎回助っ人が来てくれるだけの運マンなのよ』
「ぶっちゃけバイキ〇マンの心の方が強い気がする」
『それな。』
………………何私普通に話してんだ、しかも話題が国民的アニメの代表ヒーローアンパ〇マンだし。
『早く自分の仕事に戻りなさい』
「……仕事が終わったら話したいことがある」
『私は無いわ、話したくない。
貴方彼女を悲しませたらダメよ』
そのとばっちりが私に来てるんだからやめて頂きたいものね
「ごめん……」
そう言って戻っていった
何故か少し罪悪感が残ったが気にせず自分の仕事に取り組んだ
やっとパーソナルスペースから人が消えると変に気を張っていたのが途切れてどっと疲れが出てきた
忘れてた今私体調崩してるんだ……今日は早めに終わらせて帰ろう
ロジャーも心配してた……子供に心配させる大人はダメね
この一日頑張れと鞭を打つように両頬に一撃を与えた
さっきまでの元彼との会話を魔女たちに見られていたと気づかずに、
そしてこの数時間後に起こる悲劇に少しも予感しないで……
『仕事……終わった……。』
もうしんどいの隠せてない、さっきから私の後ろを通る人みんな私に「大丈夫ですか？」って言ってきてる
そんな私死にそうな顔してるわけ？
『ぶちょー、私仕事終わったので……今日は帰ります……』
「お、おぉ。体調悪いようだから早く寝るんだぞ」
『分かりましたお父さん』
そう言って自分のデスクに戻っていると後ろからｶﾞｼｬｧｧﾝと大きな音とぶちょーの「あぁぁデータが消えたァァ」という声が聞こえてきた
何やってんですかぶちょー←
やっと帰れる……麻里ちゃんに送って帰ろうかと言われたけど申し訳ないしロジャーのことバレたら何をするか分からない。
『お疲れ様です、お先に失礼します』
「気をつけてくださいね！」
「ちゃんと寝てくださいよ！」
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もも - ミノさん» 焦ったww私の夢の中で出てきた幽霊キャラと同じ名前wwびっくりしたぁ〜〜〜……… (3月12日 18時) (
レス) id: 2bfbe6c963 (このIDを非表示/違反報告)
ミノ(プロフ) - 続きが気になりすぎます((o(´∀｀)o))ﾜｸﾜｸ最新頑張ってください✨ (3月12日 18時) (レス) @page33 id: 7c3ba8c0b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：PERSONA | 作成日時：2020年6月27日 15時
