15話 ページ15
「ったく、こっち向けって!」
グイッ
私の嫌いな効果音が流れたと同時に下を向いていた私の顔は一気にロジャーの顔へ向けられた
「ッ……なんで顔真っ赤なんだよ、そんな似合ってたか?」
『え、真っ赤!?似合ってるに決まってんじゃん鏡見ろ!このイケメン!』
「それは褒め言葉だぞ」
『当たり前じゃない褒めてあげてんこよ』
「上からかよ、腹立つなw」
ロジャーが笑ったと同時に我に戻った
あれ、ここ店だった気が……
「ニコニコ」
めっちゃ店員さん笑っとるっ!!最悪すごい恥ずかしい!!
ロジャーのアホ!ばか!くたばれイケメン!
周りからもなんかホンワカした雰囲気が出されてるのは何よ!
こっち見てんじゃないわよぶっ飛ばすわよ!!←
もういち早くこの空気から逃げ出したくなって既に会計を済ませたことを思い出しロジャーの手を引いて颯爽と店を出た
「お買い上げありがとうございました!またのお越しをお待ちしております」
誰が行くかッ!!……いや行くかもしれない
「Aー、どこまで行く気だー?」
『どこまでって決まってるじゃない……
待ってどこ行くんだっけ?』
「物忘れが酷くなったな、そら勘弁
『次言ったら晩御飯抜き』
「そら勘弁」
ショッピングモール内を歩き回っているとちょうど昼になった。
この中には飲食店もあるし、どこに行くかはロジャーに決めてもらおう
『ご飯はここで食べるけど、何が食べたい?』
「あれなんだ?」
指を指した方向にあったのは黄色いMの文字が書かれたポテトが美味しくて店員さんがみんな元気なお店
『ハンバーガーとかポテトがとても美味しい場所よ』
「俺あれ食べてみてぇ、美味そうな匂いがすげぇする。」
確かにここの匂いはとても食欲を引き出すようないい匂いがする
『んじゃあそこの食べようか、日用品も全部買ったから持ち帰りにしよ』
昼から人が多くなるので早めに帰りたいし
昼ということもあって大人数が並んでいたが迅速かつ丁寧な対応がモットーの店員さん達のおかげで早めに頼むことが出来た
『んじゃ車に戻ろうか』
「おう!そっちの荷物俺持つから貸せよ」
『そう?ありがとう、助かるわ』
ほとんどがロジャーの物であったがこうして気づいてくれて持ってくれる彼は絶対モテるはず
本人は気づいてないみたいだけどさっきから歩幅を私に合わせてくれている、足が長いロジャーに合わせていると普通サイズの私にとって早歩きになってしまう
今のスピードが1番ちょうどいいのだ
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もも - ミノさん» 焦ったww私の夢の中で出てきた幽霊キャラと同じ名前wwびっくりしたぁ〜〜〜……… (3月12日 18時) (レス) id: 2bfbe6c963 (このIDを非表示/違反報告)
ミノ(プロフ) - 続きが気になりすぎます((o(´∀`)o))ワクワク最新頑張ってください✨ (3月12日 18時) (レス) @page33 id: 7c3ba8c0b7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:PERSONA | 作成日時:2020年6月27日 15時