月下美人のお戯れ

13話 ページ13

ロジャーは絶対ドSだと思う、くそう19のくせに……色気半端ない！出すなその無駄な色気！

横を向こうと首を動かした瞬間下にあったロジャーの手が首を押え向けなくされた

『もうはなしてよー！！』

「にっしっしっ！すまねぇ笑つい遊んじまった」

くそほど迷惑だったわ、てか笑い方特徴的ね


いつの間にか回されていた腰の手も、首の手も退けてくれた

腰の手？

そう言えばなんか夢で見た気がする……なんだっけ、

うわぁ思い出せないいちばん私が嫌いなやつ！！！

何度考え直しても思い出せないので諦めた

「お前の顔コロコロ変わるから飽きねぇな。朝飯食おーぜー、」

そんな私顔に出んの？
やばポーカーフェイスポーカーフェイス

『フレンチトースト作るから少し待ってて』

「俺も手伝う」

『そう、じゃあお願いする』

2人で作ると2人分作るとしてもやっぱりいつもより早く作り終わる。
楽だわ

『いただきます、そうだロジャー、今日昼頃から買い物いくからね』


「買い物？なんのだ？」


『あんたの生活用品に決まってんでしょ、』




いつまでもサイズなあってないその服を着させる訳にはいかないの



案外ダボッとしたロンＴ似合うかも、筋肉あるけど細いし


今日は着せ替え人形になってもらうわ！




「(なんだ、すごい寒気がしたぞ……俺風邪？引いたことねぇのに……)」



バカは風邪をひいたことに気が付かないと最近は言うがロジャーの場合正真正銘のバカは風邪をひかないだろう。

しかしロジャーが感じた悪寒はこの後見事にフラグを回収してしまうのであった

○○モール

多くの人が物を求めて集まるこのショッピングモールは私が住んでいるこの市の中心部にある
平日だが人が多いのでいつも駐車場は取り合いになっていた


「デッケェ！人がいっぱいだ！」


『感想が子供だわ。』



昼ご飯も食べてから行くつもりだったが、以外にも早い時間に起きて居たのですることも無いし早めに来ることになった、昼はここで食べれば良いし


「早く行こうぜ！」


『ちょっ、引っ張らないで！』


いつも以上に笑顔満点の顔をしたロジャーに手を引かれ建物の中に入った

食材から電気製品、本や雑貨の店が並ぶ中私たちが来たのは服屋。
ブランドのものも沢山あるが生憎私は金持ちではないただの一般人
ただ部長が年始にお年玉をありえない桁数くれるとこが違うね、部長独り身なのかな？稼いでるのに使い道が無いから私にくれるんだよね？


もういっそずっと独り身でいいよ、ぶちょー「え。」

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