一番に頼ったのは ページ6
【北斗】
一人暮らしを始めた。
Aも目黒と暮らすのに家を出て、俺ももうそろそろ…なんて思ったり、思わなかったりしながら、それならば先に同棲か…なんて考えたり。
まぁ、結論まだ俺は現状抜け出す予定もない一人暮らしをしているわけで。
この状態、何が一番しんどいのかといえば、風邪をひいただとか、体調を崩した時だってのは、たぶん一人暮らしをしたことのある人なら万人共通なんじゃないだろうか…。
こうならないためにも、結構気は張ってたんだけどな…。
黒「うえぇ〜…なんもないじゃん、冷蔵庫」
黒「あー…らっきぃ…ポカリいるじゃん」
黒「…いる、は違うか」
なんてふざけてる余裕も、そんなに長く余裕を持っていられるほどには、残ってはいなさそうだった。
朝起きたくらいから、なんとなく体が重たくて、熱を測ってみれば別に大して…という感じではあるものの、とにかく体が重たくて。
ただ一人のこの部屋に響いた虚しい独り言に、そんな体調に多少影響された心の穴がポッカリと。
幸い、今日は仕事も休みだし、今日中になんとかなってくれれば…。
あ…でも一件用事があったんだった。
黒「あ、ごめん。ジェシー…おはよ」
赤『うん、なにー？早いじゃん、どうしたの？』
黒「あー、今日…予定、キャンセルしてもいい？なんか、ちょっと本調子じゃないっていうか…」
赤『あれれ。大丈夫ー？最近忙しかったし、ちょっと疲れた？』
黒「かもしんない。ひどくなる前に、ちゃんとブレーキ掛ける。ごめん、前から今日の休みは出かける予定だったのに」
赤『全然！ゆっくり休んで、治して、また行けばいいだけの話だからさ。お大事にね』
お見舞いに…と言ってくれたジェシーだけど、たぶん風邪だし、いまだ病院に多少の抵抗を持っているジェシーに移してしまったんじゃ、それはそれで俺の心が潰れそうだから、丁重にお断りして。
ジェシーからは、“ほくちゃんが素直にキャンセルしてくれるようになってよかった”だって。
確かに、彼が一人暮らしをする前の俺なら、予定を断ることなんてしなかったと思うけど。
一応、万が一に備えて誰かに連絡を入れておこうか…とも思ったけど、誰に連絡入れようか迷ってる間に力尽きたのか、ベッドの温もりのおかげか…その前に夢の中だった。
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かん。(プロフ) - 黒loveさん» リクエストいただきありがとうございました！お待たせいたしました、短編集��にてお話完結となります。ありがとうございました！ (10月29日 15時) (
レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
佑妃奈(プロフ) - かん。さん» 書いて下さりありがとうございます!!これからも応援してます😊 (9月21日 21時) (レス) id: 560bd373a9 (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - 佑妃奈さん» リクエストいただきありがとうございました☺︎イメージ通りにできていますでしょうか…？お楽しみいただけていたら嬉しいです！いつも応援していただけて感謝しております！これからもよろしくお願いします！ (9月20日 0時) (レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - ちぃぷーさん» リクエストいただき、ありがとうございました！都合により、一旦パパに振ってしまいましたが、この後別のリクエストでこのお話を引き継いで佐久間くんに登場してもらう予定なので、ぜひそちらも引き続きよろしくお願いします！ (8月31日 12時) (レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
黒love - いつも見てます!リクエスト失礼します。ほっくんが髄膜炎の治療中の話が見たいです。お願いします (7月25日 19時) (レス) id: 247892270a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かん。
| 作成日時：2023年5月18日 12時
