【カゲプロ】訳ありの超健全少女はメカクシ団No11になりました。

129話「単純な理想って、一番難しいじゃない？」 ページ32

お風呂に入って、布団の準備をした。


布団は円になってて、レイちゃんはコノハ君とヒビヤ君の間のスマホで寝るらしい。クロアと亜麗君は、エネちゃんと一緒にシンタローの横のスマホ。


カノ「夜咄でもしながら寝よう。」

キド「欺くなよ。まぁ殴ってやるから安心しろ。」

カノ「いや安心できないよ。」

コノハ/モモ「zzz……」

ヒビヤ「もう寝てるし…」

A「ヒビヤ…眠く…ないんれすか……」

ヒビヤ「眠くなんて……ないにきまってるでひょ……」

滑舌回ってない！こいつら可愛い！

そしていろんな話をした。


その内、つぼみんも、シンタローも、セトさんもマリーちゃんも電脳っ子たちも、寝てしまった。

猫目とボクだけは起きている。

カノ「暇でしょ？」

奈緒「そうだね。寝られない。」


猫目は、全然余裕って顔をしてる。

ボクも全然、目が冴えてる。


カノ「ボクの過去、教えてあげるよ。」

奈緒「ん？あぁ……」


そうして猫目が話した内容は、本当に辛かった。

カノ「で、ボクはこの能力を手に入れたんだ……」

でも、そういって寝てしまった。

あぁ、今までの余裕はやっぱり欺いてたのか。

本当は眠くて眠くて、話が辛くて、

………それでも、寝られないボクに気を遣ってくれたのかな？


なんだよ。


そんな風に能力を使われたら


憎むに憎めないじゃん……

130話「どんな時だって負けたくない。心に負けたくないんだ！」→←128話「しまった。ボク、日本食を食べたことがないんだったぁ！！」

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