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luzさんとの仕事が決まったと伝えると、彼方さんは心配しているようで、想ってもらえていると思うと嬉しくて、信用されていないのかと思うと寂しかった。

お風呂から戻ると、彼方さんはソファーで体育座りをして待っていて。




ここ。とソファーの下を指差して

「おかえり。髪乾かしてあげる。」


彼方さんに髪の毛を触られながら、なんだか良い気持ちになって、うとうとしてしまう。




気付くと、いつの間にか髪は乾いていて、彼方さんにソファーで膝枕されていた。

「起きた?」

「すみません、なんだか気持ちよくて、つい。」

体を起こそうとすると、このままで聞いて?と頭をぽんぽん触られて。


「Aのこと、信じてるけど、なんかあったらって心配になって。さっきの、嫌な気させちゃってたらごめん。」



わたしの方を向かないで話す彼方さんは、なんだか申し訳なさそうに続ける。

「俺、多分重いから。きもかったら、言って。」




「彼方さん、だいすきです。」

堪らなくなって、体を起こすと彼方さんに抱き着いた。


「心配してくれるのも、すごく嬉しいです。けど、」

「けど?」


「そんなことしなくても、もう5年も6年も彼方さんのことが好きで。それなのに隣にいると、また好きな所を見つけちゃって。そのために、私も頑張ろうっていつも思うんです。だから、」

「だから、それだけ、好きってことは、知っててくださいっ。」


彼方さんの背中に回した腕にぎゅっと力を入れると、彼方さんの腕も私の背中に回って。

「ありがと。Aが急に男前になるとこも、好き。」




なんてなんだか一件落着のように思えると、安心してしまい、気付くと腕の中で夢に落ちてしまっていた。





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airi(プロフ) - これからも頑張ってください! (2017年9月28日 18時) (レス) id: f0639aa464 (このIDを非表示/違反報告)
あおいろ - わあ!えろるさんだぁ!!Foooooooooo!←完全にテンション崩壊。これからも楽しみにしてます。頑張ってください! (2017年9月27日 20時) (レス) id: 6dde1d0c13 (このIDを非表示/違反報告)
まぁ(プロフ) - えろるさん…えろるさん…えろるさぁぁぁぁぁん!!!!ぐはぁ…゚+。(*′∇`)。+゚鼻血 (2017年9月27日 16時) (携帯から) (レス) id: 8d2fa75611 (このIDを非表示/違反報告)
Miruki - えろるさん最高です!! (2017年9月27日 16時) (レス) id: 41170e6024 (このIDを非表示/違反報告)
夕暮ノ穹 - ん"んんっ……えろるさん降臨………(鼻血) (2017年9月27日 10時) (レス) id: 47db33e843 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2017年9月13日 10時

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