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「お疲れ、待った?」


「十分位」


私は海の見える場所にやって来た。中也に逢いに


太宰の奴が本当に連絡していたらしく、電話が掛かってきて、先に帰ると皆に告げた時、一人だけ怪しく笑っていた


「で、どうしたの?」


「別に」


中也は手摺に躰を預けて空を見ていた


「綺麗だな」


私も同じように見上げると、満天の星空が広がっていた


「七夕にね、お兄ちゃんと海に来たんだ。その日は曇りで星は一つも見えなかったけど、お兄ちゃんは綺麗だって云ってた」


「…短冊には何て書いたんだ?」


「……三つあるよ」

七→←五



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作者名:MIA | 作成日時:2017年7月5日 21時

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