デレ期 ページ43
『おはよ、れお』
レ「……ん……」
『どしたの元気ないじゃん』
トイレから戻ってきたら起きてたので声をかけるも、寝起きのせいかまともな返事をしてくれない
いつもは普通に返事をしてくれるのだけど
『ちょっ…何!?急に抱きつかないでくれる!?』
レ「A充電中……」
『何言ってんのよ』
そのままキッチンに向かうも離れてくれないため諦めた誰だってこういう時はあるかと思い込みまわらない頭で考えた
レ「ん〜……」
『さすがに邪魔。離れろばーか、くそ作曲家、ほんと猫みたい。自由気まますぎんのよ、好きな時だけくっついてくる…』
レ「じゃあお前は犬だな…」
『うるさいわね…あんたがくっついてると暑いのよ。まだ残暑でしんどいのに』
キャンキャン吠えてうるさいとでも言いたいのか
こいつがくっついてると料理も出来なければ着替えることもできない
くそ、まじ離れろ
レ「お前冷えてるからいいの。」
『はぁ…何言ってもきかないよな…顔上げろよ。』
レ「…っは、何?珍しいなお前からしてくるなんて〜」
『すれば離れてくれると思っただけ…やめろっ調子乗るなっ!』
レ「ん〜っ、やぁだやめな〜い!」
上からキスの山が降ってくる
完全に自業自得だ。こいつの変なスイッチを押してしまった
ちゅーぐらい慣れてきたと言えどそんな沢山も無理
無理…溺れる…
レ「っと、腰抜けたのか〜?可愛いなっ」
『おまえっ…のせい、だからな…っ』
力が抜け尻もちを着きそうになったところレオが腰を抱いた
行き場のない手を首に腕を回した
そうするとまたキスが降ってくる
『ん…っ…ぁ……』
自分の漏れた声が気持ち悪いけれど
やめようにもやめてくれない
蒼「おはよっ〜、姉さんの恥ずかしい写真見つけたからもってきた…よ。あらら〜お取り込み中でしたかー」
レ「蒼太…お前どうやって入ってきたんだよ〜……」
『……さっきゴミ捨てに行ったから……』
何が恥ずかしい写真だ、今この状況が1番恥ずかしいだろ!?
くそ…消えたい……
やけくそで私はレオの胸に顔を埋めた
私がゴミ捨てに行かなかったら鍵は閉まったままだったのに
レ「なんかごめんな〜姉貴のこんなとこ見せて」
蒼「まぁ、推しが姉さんと…というのはちょっと複雑ですけど!!中学の時からそこそこ見てたのであれですけど!」
内心複雑ではあるが推しの絶対に見られないとこを見てしまったためちょっと優越感に浸る蒼太であった
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作者名:うななちゃま | 作成日時:2022年10月14日 0時