炎上気味…? ページ28
い「ねね、みてこれ!月永くんなんかちょっと炎上気味って感じしない?」
向けられたスマホの画面にはネットで色々なことが書かれている
『そうですね』
い「なにさ、どうしたの元気ないじゃん」
私の元気の無さがバレた。そういうところは感鋭い
というか月永が原因何だか?
主にな
『んー、いなちゃんにとってはいい情報だよ。私今まで言えなかったこと全部言えるようになると思う。』
い「うにゃ!?まじ?やばどういう進展?結婚すんの?」
『ちがわい、結婚はまだしない』
い「ちぇ、」
『残念がるんじゃないよ。こっちも大変何だから…』
ため息をついてスマホの画面に目をやった
全てにめんどくささを感じる
い「……ねぇ、千夜?あんたの彼氏ってやっぱ月永くんなの?」
『…は…?』
口元を手で隠して他者から聞こえない大きさで声を発した
何で、気づいてないと思ったのに
い「他の人は気づいてないみたいだから安心しな。ヲタク兼絵描きの観察力舐めんな」
『はぁ…いつから気づいてたの?』
い「少し前ぐらい?千夜の彼氏だって飲み会の時にきたのを見て確信した」
『…んで、私が何者かは分かったの?』
い「へ?…まさか月永くんがよく言ってる宇宙人とやつ!?」
どうしてこんな発想ができるのか問いたい
私とアイツの付き合った時の話とか色々してるのに気づかないのはどこまで鈍感なのだろうか
聞いて損したなこれ、この反応は気づいてないみたいだけど
宇宙人と一緒にしないでくれ
『そっか多分いずれ公表するからあんたには先に言っておくね……私アイドルの千波A』
い「……え、ええぇぇ!?知らないそんなの!!確かに似てるけど、まじで本人なの!?まじで!?」
『うるせぇ、静かにしてくれ、バレたら死ぬんだけど』
い「むごっ」
慌てて口を抑え周りを見渡した
大丈夫だ誰も見ていない
会社の休憩室だとはいえ誰が聞いてるのか分からない
『もう引退するし、公表するし、あとその春野萌奈ってやつは抹消するから安心しな』
い「サラッと凄いこというなし」
『ということでもう既に一般人ではあるから普通に接して』
い「う、うん。私もなにか協力しよか?萌奈の情報ぐらいなら収集できちゃう」
『あ、それは大丈夫』
い「遠慮すんなって!こういう時の親友だろ〜?」
肩を思い切り叩かれる
普通に痛てぇ
『弟が俳優だから情報はそっちで回ってんだよね』
い「そっか!!千波蒼太くん!?うわあああ世間って狭い!!!」
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作者名:うななちゃま | 作成日時:2022年10月14日 0時