ヲタクなのかただのシスコンなのか ページ17
｢ねーちゃんどこいくの？｣
『友達んとこ』
家の前で弟に足止めを食らっている
やめろ遅刻はしたくないんだけど
今は夕方6時私は夢ノ咲の近くの神社に向かうところだ
｢俺もいきたい。Knightsいるんでしょ｣
弟はKnightsが好きらしい
箱推しと本人は言うがレオ担は私に譲ると言っている
要らんけど
『あのなぁ、あんただけファンとしてきてもらっても困るんよ。ファンなら平等に会えよ。じゃな』
トゲトゲしながら現地に向かった
泉｢はい、遅刻｣
『うるさい、お前のファンに足止め食らった』
司｢瀬名先輩のファン…？ですか？｣
あ、司のファンでもあるけど
『私の弟、Knightsの箱推しですって〜…』
嵐｢あら、それは嬉しいわねェ｣
にこにこと嬉しそうにする
レ｢あ〜…蒼太？｣
『そう。あいつほんとっにうるさくって毎日毎日…』
アイドルの私には見向きもしないくせに
凛｢ふーん…その弟くんはここについてきたわけ〜？｣
凛月が後ろの方を見た
｢あ、バレた…！｣
『なんで来てんの？帰れ』
隠れてた蒼太が出てきた
｢そんなこと言ってもさ〜はぁ…いいな〜ねーちゃんはいつも一緒にいるんだろ？｣
泉｢いつもってわけじゃないけど…｣
｢はぅ…本物の瀬名さんだ…お美しい…｣
バッっと手で顔を隠した
まさに限界ヲタクって感じ
泉｢まぁ、肌の手入れとかは念入りにしてるしぃ？｣
なんだか泉は嬉しそうだ。
司｢この方がA先輩の弟様なのですね！よく似てます！｣
｢そんな、顔だけですよ！中身はこんな凶暴じゃないです！｣
テンションが上がってるため声も大きくなっている
『失礼だな、はったおすぞ』
うんざりしてため息がでる
｢ねーちゃん…これ、レオさんに見せていい？｣
そう言ってスマホに写っていたのは私がレオの抱き枕と寝ている写真だ
いつだよこんな写真撮ったの
恥ずかしさと怒りのあまり血圧があがりすぎている気がする
『やめろしまえ！誰かに見られたら私は死ぬ』
レ｢なんだ〜？蒼太〜見せてみろよ｣
『駄目絶対。見たら殺す』
｢はい！いいですよ！ねーちゃんの恥ずかしい写真！｣
レオの手に入りそうだったスマホをすぐさま取って電源を切る…ことは出来なかった
くそあの男共身長が私よりでかいのを利用しやがって
レ｢へぇ、こんなの持ってたのか〜…本物が居ない時はいつもこれか〜？あほみたいなツラしてんな｣
ニヤニヤとこちらを見ながらスマホをこちらに向けてくる
『や、やめろってまじで…』
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作者名：うななちゃま | 作成日時：2022年8月25日 21時
