素直になれないのは君のせい【月永レオ】 (ページ13)

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拒否権なんてものは無いページ13

寒い…

めちゃくちゃ寒い

レ｢暖かい｣

『触んな、暖かいのお前だけだろ』

後ろから抱きつかれる感じで湯たんぽ代わりにされている
離れようと腕の中からでようとしても話してくれない

レ｢動くなばか｣

ほんのりと伝わってくる体温が恋しい

凛｢うわ～こたつの居場所がないのが口実でイチャついてる～｣

こたつに入り寝ていた凛月がこちらを見ていた

『嫌ならこいつか私をこたつにいれろ』

切実な願いだ

嵐｢いいじゃない！それをしてても違和感が無いのが王さま達なんだもの｣

それは理由になってないと思う

凛｢セッちゃんとならやっても良いけど〜｣

泉｢俺は嫌だからねぇ｣

司｢凛月先輩足が邪魔です｣

凛｢ごめーん脚が長くて～｣

よく考えると脚が長い凛月に邪魔されるな
横目にその光景を見ながら王さまの指をいじる
細い

レ｢そんなに俺の指好き？｣

『いや、細いなってあの時とはまた別でちゃんと傷もなくて…って思った』

レ｢ん、気づけば無くなってたし、癖も無くなった｣

レオの温もりを感じた
私いつまで昔を引きずるんだろう
そろそろ前をみなきゃな

嵐｢あら？外を見てちょうだい、雪が降り始めたわァ｣

司｢本当ですね。今年ももう終わりが近く感じます！｣

私もそう思う

『…クリスマスは私がライブだけど年越しはみんなでいよっか。』

嵐｢いい考えねェ、そうしましょ！｣

ナルちゃんは賛成

司｢面白そうです！｣

凛｢ん〜兄者と離れれるならなんでもいい～｣

泉｢肌が荒れるから嫌だからねぇ｣

『じゃあ、決まりね全員。』

レ｢俺何も言ってないけど｣

不服そうに言った

きっと2人で居たいのだろうけど、知らん、気づかない振り

『お前はいいの、拒否権はない』