キラキラ輝くアイドルに！【明星スバル】 (ページ47)

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デネボラの幻覚ページ47

あ「私、外でた方がいいよね？」

ス「うん。ごめんねあんず、」

あ「ううん。いいよ、」

ガチャンとドアが閉まる音がして部屋には私とスバルの2人きりだ
少しの沈黙が続きそれを破ったのはスバルだ

ス「Aはライブ出たいんだよね。」

『そうだよ。』

ス「アイドル続けたいもんね。」

『…うん。』

ス「体調は？」

『……』

ス「アイドル辞めるの怖い？」

『……私が私じゃ無くなるようで怖い。何より夢ノ咲のみんな……スバルが遠い存在になっちゃうのが嫌だよ……』

ス「そっか、俺のそばにいるだけじゃだめ？」

『隣に立ってたい』

一言一言淡々と、交差されていく言葉は冷たく暖かい
私が座ったソファーの隣に腰をかけ手を握った
じっと私を見つめるビー玉のような瞳は離そうとしない

ス「ねぇ、Aライブが終わったあとに言おうと思ったけど……アイドルの「俺」じゃなくてアイドルじゃない、もっと普通で、ただのAの大切で、恋人として隣に置いてくれない？」

『アイドルでもそうじゃなくてもどっちのスバルも独占したい、だめかな？』

ス「…ぷっ、あははっAってば面白ーい！そんなこと言うなんて思ってもなかったよ。」

『なんでよ笑。いつでも一緒にいたい。それと私もキラキラなアイドルになりたいんだよ、欲張りでごめんね……！！』

だって事実なのだから。
私の人生はアイドル。
その目標が明星親子なだけだよ。

ス「笑った！！笑えるぐらい元気じゃん！これならステージに立てるよね！」

『え、？？………うわっ！？』

ス「うーん、でもまだその平べったい靴でもグラッとくるかぁ…」

『急にびっくりするでしょ…！？いきなりだからふらつきもするよ！』

ソファーから起き上がり私の腕を引っ張った。
一瞬の出来事なのだから対処出来ずにスバルの胸に飛び込んだ

ス「それもそっか、じゃあもう行こっか」