キラキラ輝くアイドルに！【明星スバル】 (ページ34)

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レグレスの末路ページ34

『学院、行ってないんですね。』

レ｢あぁ、おれはテンシに殺されたからな｣

『天使に殺された！？』

レ｢わははっ、よく皇帝って呼ばれてるやつだ！あいつは目をつけられると自分のおもちゃみたいに使っては壊すんだ。俺だって他のやつだってそうして殺されてきた｣

そう笑顔で話すけれどどうして『天使』がこの世に存在して、今目の前にいる人が『殺された』はずなのに生きてるのだろうか
多分比喩表現なのだろうけど

『はぁ……？』

レ｢とにかくテンシには気をつけた方がいいぞ〜お前には関係ないかもしれないけどなっ☆｣

『そういえば朔間先輩が言ってた｢テンシには気をつけろ｣って……』

レ｢サクマ……？誰だそれ！俺の知り合いにもサクマってやつはいるけど！偶然だな！｣

『まぁ、さくまなんて苗字はちらほらいますけど…』

レ｢確かに！｣

結局天使は誰なんだろうか。

比喩表現なのだとしたら

真っ白い人？

最も天国？神様と近い存在の人？

天使…

テンシ

てんしょういん

天祥院英智

『あ！？そういうことか！！』

レ｢わっ！なんだよ急に〜！大声出すから湧きそうだってインスピが飛んだ！｣

『ごめんなさい！私天使の正体分かりました！』

レ｢おおっ！そうか、良かったなっ｣

『私も、｢テンシ｣に殺されてたみたいですっ…やっと気づきました｡』

レ｢お前も殺されてたのか〜一緒だなっ｣

『そうですね。私生き返りたいです。このままお星様になって忘れられたくない』

今まで気づかなかった私は馬鹿だ。
辺り一面に輝く星々はとても綺麗だけど流石に一つ一つ名前がわかる訳では無い
スーパースターにはなりたいけど本当のスターにはなりたくないや

レ｢あぁ、星の数は数え切れないほどあるからなっ｣

『はい！』

レ｢そうだな〜俺たちはよくジャッチメントを開催してたな！｣

『ジャッチメントですか』

レ｢勝負を挑め！お前が勝ったら学院に戻れ、そしてその好きな奴にちゅ〜でもなんでもしろよっ☆祝福のキスだなっ！わははっ☆｣

『キスは無理です！多分、絶対できない！！！』

レ｢愛は世界を救うんだぞ〜｣

勝負…か。
そんなドリフェスみたいなライブ試合。
生徒会長……fineにこんなちっぽけな私が勝てるの？

あれが宇宙一大きい惑星スティーブンソン 2-18なら
私は宇宙一小さいRXJ-1856-37だ

でも私と同じだったTricksterがあれに勝ったとすれば

私だって勝てる希望はあるかな