第225話 ページ29
零 「まぁまぁ、わんこ。そう吠えるでない」
晃牙 「誰のせいだと思ってんだ!それにそいつが(晃牙)っ!!」
さっきまでの優しい声とは一転、昔の声のトーンに戻った零に驚く大神くん
あらら、でもまたなんで?
零 「この子は、そいつじゃねぇ。Aっていう可愛い名前があるんだ。二度とそんな風に言うんじゃねぇ」
分かったなと大神くんに言う零
晃牙 「……分かったよ、悪かったな」
私の方を見て謝ってきた大神くん
『いいよ。大丈夫』
晃牙 「代わりにAって呼んでもいいか?」
『うん、なら私も晃牙って呼ぶね』
晃牙 「あぁ」
零 「物分りがよくて嬉しいぞ、わんこ」
そう言って頷く零
晃牙 「わんこって呼ぶんじゃねー!」
『わんこなの?』
晃牙 「だから、違う!俺は孤高の狼だ!」
『お、お、かみ……?』
犬じゃなくて狼?
狼には見えないんだけどな
零 「そうだ、わんこ。なにか飲み物買ってきてくれんか?我輩、喉が渇いてのぅ」
晃牙 「はぁ?そんなの自分で買ってこいよ」
そう言って顔を顰める晃牙
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作者名:明桜 | 作者ホームページ:nhatev-hdfs miri1
作成日時:2023年1月28日 11時