【あんスタ】あの日常が戻ってきた瞬間に来てしまった女の子5 (ページ14)

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第210話ページ14

『そんなわけないじゃないですか』

ここに来て初めてアイドルグループの名前を知ったのに
誰のファンとかそんなのあるわけないじゃん

千秋｢ならアイドルになりたくてとかか？｣

『……は？』

千秋｢だってそうだろう？純粋にアイドルとしてここに来たわけかもしれないじゃないか｣

泉｢純粋って守沢、ここの学校は確かにアイドル科があるけど、それ以前に男子校なわけだからね？｣

千秋｢それもそうだな｣

瀬名先輩の言葉に納得する守沢先輩

泉｢そもそもあんた、アイドルに興味あるの？｣

『……………』

私は唇を噛み締めて、俯く

凛月｢……A？｣

凛月は私の名前を呼んで覗き込んでくる

『…………ないでよ』

凛月｢え……？｣

ふざけないでよ
アイドル？なんで私がアイドルにならなくちゃいけないの？
アイドルなんて全然知らないのに
私だって来たくて来たわけじゃない、望んでここにいるわけじゃないのに、どうしてこんなこと言われなきゃいけないの？