夢現な恋模様6【浦島坂田船】

284華 ページ41

なんだろ、この人……

この男の友達なんだろうかって……

『あぁ、坂田さん！』

？ ｢坂田がどうかしたん？｣

『いや、名前を忘れてしまってて』

それでと言って寝転んでいる坂田さんを見る

？ ｢あぁ、そういうこと
まぁ、別にええんちゃう？それよりジュース選び？｣

そう言って男は自動販売機に小銭を入れる

『本当にいいんですか？』

？ ｢もちろんや、坂田がなんか迷惑かけたみたいやしなぁ｣

俺も買うしと笑う男

『なら……』

私はそう言っていちごオレのボタンを押す

？ ｢いちごオレ美味しいよな、俺はコーヒーにしようかな｣

そう言って男もコーヒーのボタンを押し、いちごオレと一緒に取り出し口から出す

？ ｢はい、どうぞ｣

『ありがとうございます』

そう言って私は男からいちごオレを受け取る

？ ｢いえいえ、こっちこそごめんなぁ坂田が｣

『あ、はい……それは、まぁ』

私は坂田さんに目をうつす

？ ｢あ、そういえば自己紹介がまだやったな
俺は折原千里、センラって呼んでな｣

笑顔で自己紹介をしてくれるセンラさん

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