万事屋の私は神のせいでヒーロー目指すことになりました【ヒロアカ】×【銀魂】 (ページ11)

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9．なるほどねページ11

「まずこの世界では人口の約8割が何らかの特異体質を持って生まれます。例えば氷や火をだせたり、力がすごい強くなったり、物を浮かせることができたり・・・様々なものがあり、それを"個性"といいます。」

「質問していいかィ？人口の約8割っていっているけど残りの２割はなんなんでィ。」

沖田はそいつに質問するが、その質問には他の奴が答えた。

「無個性だ。」

そう、相澤だ。

「無個性？」

新八が同じ言葉を繰り返す。

「ああ、個性持ちとは反対になんの力ももたない者、それを俺たちは無個性と読んでいる。」

なるほどね・・・つまり私たちはここでは無個性という訳か。

「もちろん個性を悪用するものも存在し、それをヴィランといいます。さっき貴方たちが間違えられたやつですね。」

・・・もう何で知ってるのかつっこむのもめんどくさくなってきた。

「そしてそのヴィランを取り締まり、人々に讃えられているもの、ヒーローも存在します。ちなみにオールマイトさんはNo.1ヒーローなんですよ。すごいですよね。」

抑揚のない声でいう。とても誉めているようには聞こえない。

「まあ今の話を分かりやすくいえばヴィランが悪でヒーローが正義・・・といった具合ですかね。あなた方からすれば。」

ん？あなた方からすれば？どういう意味？

私がその事を口に出す前に話は進んでいく。

「あと雄英高校についてですね。まあそれは校長の根津さんに説明してもらった方が早いでしょう。ってことでよろしくお願いします。」

いや、丸投げじゃん。ここにいた全員がそう思っただろう。

けど根津は気にしてないように話始めた。

「ハハッ！そうだね・・・現在、この世界ではヒーローがいるってことは話してもらったけどそのヒーローを育てる場所、それがここ、雄英高校さ！ちなみにここは多くの偉大なヒーローを輩出しているんだ！・・・これでいいかな？」

「はい、とても分かりやすかったですよ。じゃあ次はAさんたちの世界について話しましょうか。」

そいつは電話越しで微笑んだ気がした。