無気力系チートは今日も...

にじゅうご ページ27

虹村side


結局Aを探しに行かないまま4時間目を終えてしまった。


あいつ、お昼だしそろそろ戻ってくる頃だよな？

どんな顔して会えばいいんだ？

いつもならシめてるけど今はそんな気分になれない

そもそも授業サボって知らない男とイチャイチャしてるあいつが悪い！！



そんなことをうだうだ考えてるとAが帰ってきた。

げっ。

きっと今俺は( •᷄⌓•᷅ )←こんな顔をしているのだろうだろう←←


虹村「お前、今までどこ行って…あ、いやわりぃ…あー俺もうお前のサボり止めねーわ」


女子達が言ってた事の真偽を知りたくなったが、「男といた」という答えを聞きたくなくてついこういう言い方になってしまった。


貴女「は？」

虹村「いや、無理矢理授業受けさせるのもどうかなと思ってよ…」


言って後悔した。

Aが毎授業出なかったら俺達が一緒にいるのはお昼だけだ

そんなことしたら俺とAの関係が薄れていく

せっかくここまで距離を縮めたのにまた逆戻りなのか？

それはなんとしても避けたい


俺がなんと言ってさっき言った事を取消そうかと考えているとAが呟いた。


貴女「(ﾎﾞｿｯ虹村君が元気ないとこっちまで調子狂うよ…」


思わず目を見開いてしまった。

いや、え？マジで？？？！

こいつそんなこと思ってたの！？


さっきまでのモヤモヤが一気に晴れていつも通りに接する事ができた。


虹村「ふーん、お前、俺が元気ないと調子狂うんだ？(ﾆﾔ」

貴女「知らねー///」


やっぱこいつ可愛いな…

よし、イジメるか(ﾆﾔ←


虹村「顔が真っ赤だけど、熱なのか？(ﾆﾔﾆﾔ」

貴女「少し暑いだけだ!!///早く弁当!!///」


暑い、ねぇ？(ﾆﾔ

ククッ、やっぱこいつといると楽しいわ！


虹村「へいへい(ﾆﾔﾆﾔ」

貴女「くっ……!!」


話しててやっぱりAはAなんだと思った。

俺が知ってるAで安心した。

きっとあれは女子の聞き間違えだろう



それから俺達はいつも通り楽しく弁当を食べた。

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