無気力系チートは今日も...

にじゅうよん ページ26

虹村side


「えー、ウソォー！！」

「ホントだって！！私見たもん！！」

「だとしたら相当ビッチだよねぇー」

「虹村君に仲良くしてもらってるからって調子になってるんじゃないの？」


ん？俺の話か？？


「あー…あるかも…実崎の奴、その男子に『特別』とか言ってたし…鏡見ろって感じだよねーww」


…Aの事話してんのか？というか…


虹村「おい、それどういうことだ？」

「に、虹村君！///虹村君から話しかけてもらえるなんて、私嬉s((虹村「んなこと聞いてねーよ。さっきの話し、どういうことだよ」…屋上で聞いたのよ、実崎さんがそう言ってたのが」

「虹村君も仲良くするのやめといたほうがいいよ！虹村君は優しいから仲良くしてあげてるんだろうけどさ…あんな地味なヤツ((虹村「うるせーよ。お前らなんか勘違いしてるようだけど、俺があいつといたいから一緒にいるだけだ。あいつのこと悪く言うのはやめろ」っ！！」

虹村「…まぁ、教えてくれてありがとな(微笑」

「「「//////」」」


あいつの居場所を知った今、すぐに屋上に行って教室に連れ戻すこともできる。

でも、もしも……もしもあの女どもが言ってる事が本当だとしたら………

いや、いやいやいや!!!

あいつに限ってそういう事はねーよな！？

ただでさえあの容姿だし、Aは色恋沙汰に興味ねーだろうし…

そう自分に言い聞かせてるのに屋上に行けない俺は臆病なんだろうか？



そうして俺は結局あいつを探す事さえできなかった。

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