【NARUTO～暁～】記憶喪失少女6 (ページ39)

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278話ページ39

木ノ葉病院＿カカシの病室

綱「“伽耶”の狙いが…尾獣だと!?…それも十一尾も知っていると…」

カ「こりゃまた…すごい情報ね…一体どこで?」

…や…っぱし…そーきたか…

「ま…顔が広い馴染みの情報屋が居て…な?」

ハ「ｸｽｯ…はい」

綱「それで、十一尾の事は…?」

「……いんや…何にも。逆に何で知ってんすか?」

綱「………いや…それは…」

ハ「…秘密…ですか?」

「オレ達、結構いい情報集めたんですがねぇ」

綱「う…」ﾁﾗｯ

カ「………ハハハ…」…ｺｸｯ

綱「……三代目火影の部屋から…これが見つかった」

「…これは…………!!」

ハクが横から覗き込んでくる

ハ「…!?」

「…“神憑家”」

あいつの…

綱「知ってるか?」

ハクが心配そうにオレを見る

「いや…ここまで細かくは知らなかったっすね」

あいつ…後でシバく

綱「そうか…けれどこれはまだ半分の情報でもないと私とカカシは思ってる…」

「…と…言いますと…?」

綱「…ジジィが…どこでこの一族を知ったのか…何故この一族を調べだしたのか…それが気になる」

カ「もしかしたら…この一族の末裔が…近くに居た…ということも考えられる…まぁ…今となっちゃ…この箱しか手がかりがないって事だ」

そう言ってカカシは何処からか少し小さめな箱…とゆーより宝箱っぽい物を取り出した

いや…どっから出したんだよ

ハ「それは…?」

綱「これも、ジジィの部屋から見つかった…が、開けようともビクともしない。何か特別な封印術が施されてるらしい…」

封印術…ねぇ…

ハクも思ったらしく目を細める

綱「ったく…ジジィ…一体何考えてんのか」

カ「ですね…」

2人してうーん…と悩みだすので

「とりあえず…出てきた情報は全部話した…よな?」

カ「いや、なんで分かんないのよ」

「うるせー、驚くことが多すぎて分からなくなんだよ」

綱「そうだな…私達の方でも“神憑家”の事はまた調べてみるが…十一尾の人柱力を探すのは…さらに難しくなるだろうな…」

そう言うとガシガシと頭を掻く五代目

なんとなく居心地が悪い…ハクも同じように苦い顔をする

おい、顔に出すなよな…怪しまれんだろ

カ「人柱力も狙われてるって事はナルトも危ないですね…それに他里の人柱力達も…」

綱「あぁ…暁の事もある…私は帰ってこの事を伝えてくる。また何か情報を掴んだら教えてくれ」

「分かりました…ま、今度は火影室で言いたいっすけどね」

カ「アハハ…毎度毎度すんません…」