266話 ページ26
長「皆…大切な者をなくしてしまった…それに…この村にあった金も全て取られてしもうた…じゃが、わしらの力じゃ奴らには到底…叶わない…死んだ奴らの敵をうとうなど…できん…今はそれよりも…この村の復旧をしていかなければならん…
もし…またいつあの賊が来たら今度こそワシらわ終わりじゃ…ここでくたばっておっては…死んだあ奴らに…顔向けできんのじゃ…!」
長老さんはそう言って拳を握り絞めた
「…そう…ですか…」
__
「…ただの気休めでしかないかもしれないけど…これを…それと…もうあの賊が来ることはありません」
私はもう一つの袋を渡す
長「どうゆう…「…潰してきました」…!?」
ザワッ…
長「…一人で…まさか…忍…?「はい」…一体どこの…」
「…私は…暁です…「暁…まさか…!?」…」
長「…………だから…一人でも賊に勝てたと…じゃが…なぜ…何も関係ないあなたが」
「…さぁ…なんででしょ…自分でもよく分かりません…」
私はグルドの所へ行く
「その袋は…村の復旧に使ってください…私の知り合いに手を貸してくれる人達がいます…そのお金で…この村を…新しく作り直してください…その人達の分まで…生きて下さい…」
そう言って私はグルドに乗ろうとするが
「待って!お姉ちゃん!」
「…君は…」
確か…お父さんとお母さんが…
「ごめ…「ありがとう!」…え?」
女の子「お母ちゃんとお父ちゃんの敵とってくれてありがとう!だから…コレ、お礼!」
コロッ…
「…これは?」
女の子「私の宝物!…お母ちゃんと一緒に見つけたの…その石…凄くキレイだったの…不思議な色でしょ?」
「うん…凄くキレイ…でも…いいの?大切な物なんじゃ…」
女の子「うん…!いいの!敵とってくれたから!……お姉ちゃんの眼も不思議な色をしてる…凄くキレイ」
「あ…ありがとう」//
女の子「私、チサ!お姉ちゃんは?」
「…ミヨ」
チサ「ミヨ…お姉ちゃん…また…会える?」
……
「…うん…いつか…きっと…また…会えるよ…」
チ「ホント…?「うん」…約束ね!」
「…」
私は耳からイヤリングを外す
「…チサちゃん」
私はチサちゃんに手招きすると耳にイヤリングをつけた
「…あげる…「…いいの?」うん…」
チ「ッ…ありがとう!」
「…じゃあね」
私はそう言ってグルドに乗る
バサッ!
チ「お姉ちゃん!“またね”!」
「ッ…ニコッ」
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みや(プロフ) - アリスさん» いえ!こちらこそ!ありがとうございます!これからも記憶喪失少女よろしくお願いします! (2018年12月16日 18時) (レス) id: c9877598d7 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - 描かせて頂きありがとうございました!!これからも応援してます! (2018年12月16日 18時) (レス) id: e6bf6e1bae (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - アリスさん» ありがとうございます!! (2018年12月16日 18時) (レス) id: c9877598d7 (このIDを非表示/違反報告)
アリス(プロフ) - はい!! (2018年12月16日 18時) (レス) id: e6bf6e1bae (このIDを非表示/違反報告)
みや(プロフ) - いえ!そんな!これは…載せてもよろしいですか? (2018年12月16日 18時) (レス) id: c9877598d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:みや | 作成日時:2018年10月15日 7時