Chara Change ！ 0 - ② 《藤咲なぎひこ》 (ページ2)

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それから球技大会は全て終了し、結果は3点差で星組が勝った。
ほんとにギリギリ。

な「お疲れ様Aちゃん」

『なでしこもうちょっと動いてくれてもよかったのにー！』

なでしこはバレーの時ものすごく手を抜いていた。
まあ、皆からしたら上品で運動とかしなさそうなイメージだからそれが普通なんだろうけど、もっと動けたはずなのに！

な「ふふ、でもAちゃんかっこよかったわよ」

そう言ってにこって笑うなでしこに私は照れくさそうに笑い返す。

や「Aたーん、なっちんお疲れー！！」

そこへややが来た。
そう言えば、ややのキックベースめちゃくちゃかっとばしてたな。

『ややかっこよかったね！』

や「あったりまえ！ややは球技大好きだもん！」

まあ、運動得意そうだとは思ってた。

や「でも今年は月組負けちゃった～」

『楽しかったからいいじゃん！』

な「そうね」

今まで、誰かとプレーするのって嫌だなって思ってたけど全力で仲間と一緒に頑張るのって気持ちいんだなって今日ではっきり分かった。

すると、ややは来年は勝つぞー！っと張り切ってどこかへ行った。

『なでしこって全力で動けなくてストレス溜まったりしないの？』

これはずっと気になってたこと。

な「うーん。まあ溜まるわね」

『じゃあ今度なぎひこになって一緒にバスケしに行こ！』

私がそう言うと、なでしこは嬉しそうな顔をしてありがとうと言った。

それから私はまなみちゃん達に呼ばれたからなでしこに、また後でと言って2人の元へ向かった。

初めて楽しいって思える球技大会だったな。

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