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なでしこは私がラッピングしたのを綺麗に取り、マドレーヌを取りだした。
な「あら、綺麗に焼けてるじゃない」
そう言ったあと、マドレーヌを食べた。
『ど、どう…？』
な「美味しいわ、ほんとにお菓子作り苦手だとは思えないくらい」
『よ、よかったあ』
味見してないから少し心配だったけど、喜んでくれてよかった。
やっぱり、気持ちって大事だな。
『…あのね、』
な「…？」
私がそっぽ向いて話し始めると、なでしこは食べるのをやめて耳を傾けた。
『ちょっと心配だったの』
な「なにが…？」
『あむが現れてからなでしこ、あむのことばっかり考えててちょっと羨ましかった…そのままそっちに行っちゃうんじゃないかと思って』
私は自分の服の裾を軽く掴んで泣きそうになるのをこらえながら、震える声で伝えた。
するとなでしこはマドレーヌを一旦袋にしまい、床に置いた。
そのまま、私を優しく抱き締めた。
『なでしこ、』
な「僕はいつでもAちゃんのそばにいるから、安心して」
『…！！』
なでしこ、いやなぎひこは落ち着いた声で言った。
その言葉に今まで我慢していた涙が溢れ出して止まらなくなった。
な「ごめんね？」
謝ってほしいわけじゃないのに。
『ううん、私こそ変なとこで嫉妬してごめん』
私は必死に涙を止めようとした。
なんとか落ち着くまでなぎひこは私のことを抱きしめてくれていた、
私は涙が止まると、少し作り笑顔でなでしこを押し、離れた。
『さ、戻らないと！皆待ってるしね！』
な「Aちゃ、」
『あむのことも応援しなきゃ！』
私は少し不満がありそうななでしこの腕を引いてみんなの所へと戻った。
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かりん(プロフ) - しゅごキャラと同じ名前でびっくりしましたwもっと続き見てきます！！ (2023年1月21日 16時) (
レス) @page29 id: 443c450d0d (このIDを非表示/違反報告)
かずさ(プロフ) - なつかしい！しゅごキャラ見てました！！続きどんどん読まさせてもらいます！！！ (2020年4月12日 4時) (レス) id: 189adfe0dc (このIDを非表示/違反報告)
柚(プロフ) - ふるさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです(＞＜) (2020年3月22日 21時) (レス) id: b1ab138b18 (このIDを非表示/違反報告)
ふる - 凄く面白いです！なぎーだいすき！作者さんも大好きです！ (2020年3月22日 19時) (レス) id: f6df6a3d4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柚 | 作成日時：2020年2月23日 22時
