[男主]猫田くん4[OA！＋あんスタ] (ページ10)

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居場所ページ10

side漣ジュン

ばんっと扉を開けて出ていこうとした彼は入口で立ち止まった

何事かと見れば聞こえた声それは知らない学生達だった

美和｢Aだーー！！！久しぶり！ほんものだ！！わーい！！｣

白雪｢あれ？Aくん、お久しぶりですね。お仕事ですか？｣

雨｢A先輩！っひく.......よかったまた会えた.......うわあん！！｣

橋倉｢わーA、久しぶりー｣

｢ちょ？！え、4人揃って抱きつく.......っうわぁ？！｣

ドサッと後ろに倒れ込んだ彼には4人の少年たち(え？ひとり女？)が抱き着いていて、かれらはAが倒れていることに慌てていた

白雪｢あ、すみません俺ってば.......止めなきゃならないのに｣

｢おも.......あの、さすがに4人はしんどいからど、どいて｣

橋倉｢ごめんねー大丈夫？｣

｢思ってんならどいて！？｣

わらわらと退いた4人は多分同年代だ、にしても見た事ないってことは新人とか何かなのか？

七種｢おや、誰かと思えばパールの皆さんですねおはようございます！｣

美和｢あ！この人オーディション時にいた人だよ！｣

雨｢と、みー先輩！この人あの！事務所の先輩です！｣

美和｢え？！そうなの？！待ってA、最近Aが僕らと遊んでくれないの、この人たちと会ってるからなの？やっぱり僕らじゃ足りない？｣

雨｢そ、そうなんですか？！たしかに僕らじゃ実力不足だし先輩の足でまといになってますよね.......｣

不安げに揺れた瞳にどういう事だと置いてきぼりの俺たちを余所にAは彼ら二人を抱き寄せた

｢だから前も言ったけど俺はパールがいいの！この4人となら音楽よりキラキラしたもの見つけられる気がしたからみんなと一緒がいいって言ったじゃん！

確かに最近は仕事忙しくしてたけど、4人の事大事なのは変わらないよ｣

美和｢Aーーー！！！えーーん！！僕もーー！！！｣

雨｢先輩僕もです！！｣

白雪｢Aくん.......｣

杏｢おれも！みんなだーいすき！｣

｢ちょ？！だから4人まとめては.......っうえ！！｣

再び4人に抱きつかれ倒れ込むのを繰り返すほのぼのとしたそれになんだか先程と別人すぎて目を疑う

なんだあれはさっきまでのあいつなのか

｢ごめんジュン、用事出来たからやっぱり今日は帰る！この4人と遊んでくるや｣

じゃぁね～と手を振り立ち去る彼にほんの少しだけもやついたなにかを感じたのは気のせいだと信じたい