猫田くんとパール ページ44
伏見「A、これはどういうことですか。説明してください」
そんな空気を切りかえたのは弓弦だった。
「説明してくださいって何の?」
伏見「この状況をです。姫宮の問題をここまで持ち込んで、どういうおつもりで?」
それは多分会長のことも含めてだ。するとAはなるほどと言った顔をすると口を開いた
「うーん親が勝手に決めたことだしよく分かってないのが現状?てゆーか俺も聞きたいことあるんだよね」
伏見「話になりません。そもそもあなたは自覚があるのですか?私たちは生まれた時より決まっています、違いますか?」
きつめに言った言葉に、女の子みたいな子と小さな子がビクリとすればAは2人を撫でた
「自覚は無いね。悪いけど親の言いなりになるつもりは無いし、俺やりたいことがあるって坊っちゃまにも言ったけど。」
伏見「やりたいこと?」
「うん!音楽より楽しいことをこの子達と見つけること!あと一つできたけどそれはまたの機会に教えてあげるよ!」
ぎゅっと4人を抱きしめるようにした彼に驚いた。つまりそれは主人である僕より彼らを選んだのだから
天祥院「口を挟むのはあまり良くないことは知ってるけど少しいいかい?君は猫田Aくんだよね?そして桃李の家の使用人の家系だ、君の意思は分かった、だけどそう上手くいくかな?大切な仲間に迷惑がかかることもあるんじゃないかな」
「他所の家の事情に口挟むのやめて欲しいですね、天祥院のお坊ちゃま」
姫宮「ちょっとA!会長になんて口を!」
「坊っちゃまそんな態度だから天祥院のコバンザメって姫宮は言われるんだよ」
伏見「A!」
「弓弦大声出さないでようちの子たちが恐がってる」
全くといえばかれは4人の方を見た
「四人ともとりあえず帰って。これは俺の問題だしみんなの足は引っ張らないようにする。迷惑もかけないようにするから、ね?」
白雪「!Aくん、僕らはそういうことではなくて」
「大丈夫、何とかするから」
巴「.......なんで?」
「?だからみんなのこと巻き込むつもりは無いって「そうじゃない!もうAなんか知らない!」え?!は?!」
雨「っ!ぼくもです!知りません!」
杏「ん〜今のはAが悪いかも?」
白雪「.......俺も同意見です」
それだけ言ってかけていく4人に僕らもAも呆然で
「また連絡するからごめん見逃して貰っていい?」
今にも泣きそうな顔に僕らはみおくった
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作者名:ゆめの | 作成日時:2019年3月1日 15時