猫田くんオネダリする ページ32
「いーばらくん!やっほう!」
side七種茨
Adamとしての仕事を終え閣下と共に帰路につこうとしていた時、車に乗り込もうとすれば変装なしのAがいた
乱「あ、A」
「凪砂先輩もやっほう!」
乱「やっほう.......?」
七種「ちょっとA!閣下に変な言葉教えないで頂けますかな?!」
割り込んでいえば彼は珍しく満面の笑みで告げた
「ちょっとフリー素材作りたいのだけど!」
七種「はあ?」
話をまとめるとこうだ、なんでも入院する学友の誕生日サプライズの為に曲を作りたいのだということ
しかし一応事務所に所属しているからと名義が面倒なことになるならばとフリー素材を作らせろときた
七種「はぁ.......あなたわかってますか?自分の曲の価値」
「んー俺のやってることそんなに大したことじゃないよ?」
乱「そうかな?私はAはすごいと思うけれど」
「この世に溢れる色と音を繋ぎ合わせてメロディーにするだけだもん」
それが天才だって言うんだこの鬼才め
七種「まぁ曲を作るのは許可しましょう勿論使うこともです!」
しかし
七種「きちんとあなたの名義としてです!CDもだしますよ!使用許可は出しますが勿体ないですからね!拒否するとあなた面倒なことになりそうですし」
「ちぇー!まぁいっか!茨はものわかり良いね!そういうとこは好きだよ!」
七種「あっはっは!またまた面白い冗談を!」
「別におれいばらのこと嫌いじゃないよ?嫌いな人には俺関わらないしそもそも興味のない人に割く時間ほど無駄なことは無いから」
サラリと毒を吐くと彼は素早く荷物をまとめてしまった
乱「ねぇA、茨から聞いたのだけどうちに来る気は無いの?」
「悪いけど今やりたいことと言うよりやらなきゃならないことはうちの学校しか出来ないから」
七種「グランユーフォリアですか?」
その言葉に彼は頷くこと無く首を横に振った
「まぁ外れてはないけどちょっと違う事もあるんだよね。
なんていうか最後までちゃんとやりたいって言うのもあるけどそれ以上に似てる子の事助けられたらなって.......まぁ嫌われてるけど!」
じゃぁね!とかけていったかれに少し学園を探るかと思案を巡らす、それがわかったのか閣下も賛成だとそれだけ口にされ案外自分も彼に関してはわかりやすいものなのかと気を引き締めた
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作者名:ゆめの | 作成日時:2019年3月1日 15時