【黒バス】きっかけは突然に

No.18 ページ21

福井「ったく…笑い事じゃねーしな…。((うなだれる」






ーﾍﾞﾁｬﾍﾞﾁｬｯ…ｽﾞﾙｯー


福井「なぁ…とりあえず端っこ行かね？」


『そうですね…前の方の端に居ましょうか。』





ー端っこに移動するー




『福井先輩…ビビってますか？w』

福井「は！？…ビビってないわけでもねーけど…Aは？」


『私は…ビビってる様に見えますか？w』


福井「…見えない…気もする。」





『ふふふっ…ビビってはないですよ。
ただ、どうするかなぁって考えてます。』



福井「どんだけ冷静何だよw」







ーﾍﾞﾁｬｯﾍﾞﾁｬｯ…ｽﾞﾙｯ…ｽﾞﾙｯｽﾞﾙｯー



『…。』



ここの教室は前と後ろ、窓は全部透明の窓だ。
だから何が通るのかなんてすぐわかる。

福井先輩に怖くないって言ったけど、そんなの嘘だ。
怖い……。

だって私の選択でもしもの事があったら…。
なんて…私らしくないか。









ーﾍﾞﾁｬｯﾍﾞﾁｬｯﾍﾞﾁｬｯ…ﾍﾟﾀﾝー
後ろのドアで止まる





福井「なっ…！？((目を見開く」


『っ…。((同じ様に目を見開く』




何なの……あれは…。
…後ろのドアに写ったもの……それは
世にいうゾンビみたいな物…。


多分、元人間なんだろうけど…。





爛れて中身が見えそうな皮膚。
もう、皮膚はないようにみえる。
目は空洞化してるから、えぐり取られたように見える。
全体的に血だけで見ていて気持ち悪い…。




福井「おっおい…A…あんなんどうすんだよ！？」


『とりあえず待って下さい。』







ーﾄﾞﾝｯ……ﾄﾞﾝｯﾄﾞﾝｯﾄﾞﾝｯﾄﾞﾝｯﾄﾞﾝｯﾄﾞﾝｯﾄﾞﾝｯー



福井「っ！？」



『っ…。((ビクッとする』


きゅっ急に何…！？
何であいつ…叩いてるんだろう…。
ここのドア………スライド式なのに…。


けど…力が強い



このままじゃドアが壊れるね…。
今わかるのはドアが壊れるほどの力をアレは持っている程度…。

後は…アレにはきっと知能はない。
だって、スライド式のドアを叩いて開ける…いや、壊そうとしているから。



何かゲームの様だな…。
ゾンビが出てくるゲーム




こんなリアルなゲーム



あるわけない…。

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