【黒バス】きっかけは突然に

No.8 ページ11

ーｺﾂｯｺﾂｯｺﾂｯｺﾂｯｺﾂー
ーｺﾂｯｺﾂｯｺﾂｯｺﾂｯｺﾂｯｺﾂｯー




『はぁっ…もう……しつこいなぁ！！((息切れ』


ちょっと…！！
かれこれ５分以上走ってるのにっ！！
相手スピード全然落ちてないんだけど！！

これでも体力や脚には自信合ったんだけどな…


まぁ…。スピードが落ちるとかの問題じゃないんだけどね…。



相手…上がってるんだよ…少しずつ…。









ーｺﾂｯｺﾂｯｺﾂｯｺﾂｯｺﾂｯー
ーｺﾂｯｺﾂｯｺﾂｯｺﾂｯｺﾂｯｺﾂｯー





『くっそっ……タフすぎんだよっ……！！((息切れ』



最初は先生だと思ったんだけどさぁ
まず、先生なら名前を呼んでくると思うんだよね。
え、なんで分かるかって？
そりゃあ、私真面目ちゃんだからさ♪
先生に人気なわけ！
得だよねぇww


まぁ冗談はさておき。
先生ならまず走ってこないし、私が走ってるのを注意をしないってことは先生ではないと思う…。




誰だよ……くそがっ…。
…相手がタフすぎる…。

正直キツイんだけど…くそ………。



振り返って……見るかな。









ー振り返るー








『はっ……！？((目を見開く』



…相手の格好に正直びびった…。
今は部活とかで言うウィンターカップが終わった頃。



つまりは真冬だ。
マフラーやコートが手放せない時期ってやつ。
それなのに相手は結構ペラペラしたコートを来ている。
それも丈が膝下だ……そんなの走りにくいことこの上ないのに……。




どんどんスピードだけが上がってってる…。
私でも結構きついのに。

顔はフードで全く見えない訳ではない。
口元だけはみえる…。
全く息切れしてる様子もないんだけどっ…。



クソッ……悪い予感しかしない。
寒気通り越して鳥肌物だわ…。



これは………捕まったら最後って……やつかな。

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