【朔間凛月】俺の枕兼食料

『恋』 ページ34

貴女｢凛月……！！！｣






ドアを開ける音が鳴り響く






凛月｢A……？なんで……｣




貴女｢やっぱりここにいた……｣






Aの呼吸は乱れていた




凛月はそれに感心した






凛月｢頑張って走ってきたんだねぇ……でも、もうバイバイだよ…A｣




凛月は薔薇に顔を近づける




凛月｢俺は、死ぬの。Aはま〜くんと幸せになってね｣






*






*






*






Aは凛月の持っていた薔薇に手を添えた






貴女｢出来ないよ｣






凛月の青ざめた顔は薔薇色の様に元気を取り戻した






凛月｢どうして……｣






Aの持った薔薇は無残に風に乗って散っていく






貴女｢吸血鬼は、『恋』をすると薔薇で精気を取り戻せる｣





凛月｢なんでそんな事知って……｣



貴女｢その前に｣




あの時の、と付け加え喋り出した






貴女｢凛月は、好きな人いるの？｣






凛月な目を見開いた






凛月｢いる……｣






貴女｢……だからだよ｣






Aは凛月を抱き締めた






その反動で凛月はAに身を寄せた

両思い*凛月→←条件*貴女

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