【朔間凛月】俺の枕兼食料

何処に*貴女 ページ30

真緒が私を呼んでいる






気のせいかなあー、、






貴女｢いだぁっ｣




ズドっと音を立てて床に放り投げ出された




真緒｢あ、ごめん思わず……｣




真緒はくるまっていた布団を私から剥がした






貴女｢真緒……おはよう｣




真緒｢おはよう……｣






真緒の目線は私を向いていなかった






貴女｢ん？真緒……？｣






真緒｢凛月がいないんだ……｣




貴女｢え、うそ……｣






布団は綺麗に整っていた




恐らく、寝てはいないだろう







真緒｢探さないと｣




まずは家中を探した




トイレ、棚、部屋、リビング、






私は二階を探した





階段から真緒の声が聞こえた





真緒｢A……いたか！？｣




貴女｢いない……｣





最初は冗談じみた顔で凛月を探していた真緒の顔は暗くなっていた






真緒｢そうか……｣






真緒は制服に着替えた




今日は、学校があるらしい






もしかしたら学校にいるかもな、と真緒は笑った






作り笑顔だとすぐにわかった

来ない*貴女→←もう戻れない*凛月

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