『地獄変』 二話 ページ3
部屋を出る。
部屋の鍵閉めはもはや日常茶飯事になっているらしく、慣れた動作で首から下げてある鍵を取り出し鍵穴に挿して回す。
これも生前の記憶が体を動かしているのかなと思いつつも、鍵をかけなくても取られて困るものもないのにと思っていた。
生前、か…。
…あぁ、ダメだダメだ。
夢のことは忘れなきゃ。
よくわからないことで長時間悩んでたって時間の無駄になるもの。
みんなはどこにいるんだろう。
いつもより人の気配がしないのが気になり、廊下を歩く足を早める。
すると何処からかいい匂いが漂ってきた。
この方向は…、多分食堂かな。
食堂には人がいるんだ。
そう思うと自然と歩く歩幅が小さくなって、速さも落ちていった。
ようやく食堂の扉の前に着いた。
食堂の扉に手をかける。
なんか、聞き慣れない声がする…？
ドア越しに聞いたことのない人の声がしたので扉を開けるのに戸惑ったが、悩んでいても仕方がないので思い切って扉を開けてみた。
A「おはようござい、まー…す…。」
恐る恐る中に入ろうとした時に見慣れない美形のお兄さん方が二人わちゃわちゃしてたのでこの雰囲気を壊すまいと扉を思い切って閉めた。
なんかこれ、ここに初めに来た時もやったよね。
マジもんのカッコいい系お兄さんとアイドルかって思うくらいの子犬系イケメンがいたんですけど！？
っていうか何！？ここ！！
美形揃いじゃないですか！
芥川さんだってそ…。
芥川「望月さん！ここにいたんだ！よかったよずっと探…。」
A「うわぁぁぁぁ！！！」
？「なんだなんだ！？何事だ！？」
？2「どうかしたんですか！？」
A「ああああ芥川さん！？…あ！？あぁぁぁぁぁあの！すいませんでした！失礼します！！」
私はもういろいろと余裕がなかったのでその場を走って逃げ出した。
だって、芥川さんのこと考えてる時に来るなんて、びっくりしちゃうじゃない。
そのびっくりしたせいであのアイドル級の人たちも来て！
あー！恥ずかしい！大失態！
？「あっ、おい！ちょっと待て！」
ちょっと待てって言われて待つ人はいないよね！？
しかもこの状況、私知ってるぞ！？デジャブ！？
A「すいませんでしたっ！！」
やばい、やばいぞこれ。
望月A、前代未聞のパニックに陥ってます…！
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アトラ - すごく面白い！！続き待ってます！ (8月6日 21時) (
レス) @page7 id: d75d0c6ddf (このIDを非表示/違反報告)
ロリショタ大好き - 最初から読みました！このお話感動系多いですか？何時も楽しみに待ってます！！ (2023年3月15日 15時) (レス) id: 5309fc8273 (このIDを非表示/違反報告)
雪姫(プロフ) - 続き待ってます!!!!! (2022年1月5日 10時) (レス) @page7 id: 70f5cfe725 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 朱さん» 元鈴桜としてました、文アルのコラボの話ししませんか？ (2021年8月6日 20時) (レス) id: 1c08a873e8 (このIDを非表示/違反報告)
朱(プロフ) - 桜さん» 部活が今すごく大変で…。それにしても、コナン作品ですか…？多分人違いかと…。 (2021年8月6日 20時) (レス) id: 1e939bb742 (このIDを非表示/違反報告)
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