『桜の森の満開の下』 二話 ページ3
〜太宰side〜
太宰「ﾊｧ、ﾊｧ、ﾊｧ…。」
よぉ！俺のファン達！
…あれ？違う？
じゃあなんで俺の【斜陽】読んでんの？
…あ、もしかして！照れ隠しっ！？
ふっふっふっ！俺のファンだって隠さなくてもいいんだよ？
…え？違う？
もぉ！君！どんなけ頑固なの！
ま、いっか。
俺は今何してるかって？
そんなの決まってんじゃん！
階段を登って脱走するんだよ！この狭い図書館から！
…それにしても長い。疲れた。
まだまだ先が長いよ…。
徳田「あれは…？」
中原「いいから見とけって。」
拝啓、芥川先生。こんな本の牢獄みたいな場所での生活、俺は耐えられそうにありません。
つきましては逃げようとおもいます。まじで。迅速に！
ねぇ、俺随分と登ったよね？
なのに全然上に行けてなくない？
…ﾊｧ。疲れた…。
太宰「…ﾊｧ。あのー、中也さん？登っても登っても全然上に行けないんですけど？そもそも出口がぁ…。」
中原「あるわけねぇだろ、んなもん。」
え？ちょっと待て、俺。聞き間違い、じゃないよな？
太宰「えーっ！あるって言ったのに！？」
中原「そりゃ言ったなー！嘘だけどよぉ！」
太宰「なんでそんな嘘つくんだよー！」
中原「楽しいからじゃね？」
徳田「中原君、君はまたそういうことを…。」
えっ、じゃあ本当に出口無いの！？
嘘って言ってくれないの！？
…ﾊｧ。
太宰「もう嫌だ。こうなったらここから飛び降りて死んでやる！」
徳田「…え？」
中原「おぉそうか！派手に行けよー！」
徳田「太宰君！？落ち着いた方がいい！」
島崎「そうだよ。死にたいんだったらちゃんと文章にして僕に教えて。」
中原「島崎ー、モモノハナ野郎にそんな期待しても無駄だって！どうせ本気じゃねーんだし。」
島崎「そうなの？」
中原「彼奴は何度もやらかしてるからなー。しかも、女連れで。」
太宰「その言い方は酷いっ！」
中原「事実だろー。お前何回心中失敗したよ？」
太宰「いや、それはたまたま生き残っちゃっただけで。」
徳田「太宰君。兎に角降りてきなよ。落ち着いて話そう？」
中原「降ろすんだったらこの方がはえーよ。」
中也がそういうと、俺の額に何かが当たって、俺はその衝撃で大きな音をたてて下に落ちてしまった。
〜太宰side終了〜
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朱(プロフ) - 鈴桜さん» 【桜の森の満開の下】編はどうでしたか？ご期待に添えなかったらすいません。次回からはガランと風景が変わってきますので、ご用心を…！(笑) (2020年9月13日 20時) (
レス) id: 1e939bb742 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - 桜の木はこれで終わりやぁ……今度は、確か朔君の作品で室生先生が登場する！！ (2020年9月13日 17時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
朱(プロフ) - 鈴桜さん» いつもありがとうございます！すいません、色々と私の自己解釈と妄想が入っているので…。最終的には上手く持っていくつもりなので気になりながら見てもらえると嬉しいです！ (2020年9月13日 16時) (レス) id: 1e939bb742 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - な…な…まさか、あのシーンが桜の木にのってたの！ そして、あの場面前に木から飛び降りた！！ｳﾜ~~続きが凄く気になります…芥川先生達の顔も面白い (2020年9月9日 18時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
朱(プロフ) - 鈴桜さん» そうなんですよね。結局当たりプロマイド当たらなかった…。いつもいつも応援ありがとうございます！これからもより良い作品になるように頑張りますね！ (2020年9月8日 21時) (レス) id: 1e939bb742 (このIDを非表示/違反報告)
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