ネコみたいな〜瀬口黎弥〜 (ページ34)

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34.レッスンページ34

Aside

今日は、堀さんと2人で踊る日。

予定していた14時に事務所に入り、受付の方に通してもらった

？「お疲れ様です！」

エレベーターを待っていると背後から現れたのは堀さんだった

「あ、こんにちは」

夏「今日Bスタ空いてたみたいで、たまたま借りれたんです」

「そうなんだ、ならたくさん踊らないとね」

夏「はい！」

ニコッと笑顔で返事をしてくれた堀さん

こんなに笑うんだ、

イメージと違うなあ〜なんて考えながら、2人でエレベーターに乗り込んだ

…………何か喋った方がいいかな、

2人きりの空間はびっくりするほどの沈黙でとても気まづい

話題、話題、、

なんとか話題を振ろうと考える

そうこうしているうちに、エレベーターが開き結局何も喋れなかった。

……クールで人見知り。
やっぱり堀さん、イメージ通りだったや

夏「こっちです」

慧「お疲れ様です！」

夏「お疲れ〜ジム終わり？」

慧「そうです！…ってえ！？Aさん！どうしたんですか！？」

堀さんと通路を歩いていると汗をダラダラと流している慧人くんとすれ違った

夏「今からAさんと踊るの」

と、どことなく自慢げな顔をしている堀さん

慧「えー！いいなあ！僕も踊りたいです！」

「おいでよ」

慧「え！いいんですか！やった！着替えてきます！」

夏「早くしろよー。Aさん本当にいいんですか？」

「うん、全然いいよ」

先に2人でスタジオに入り、ゆっくりストレッチを始めた

「…あの、」

夏「ん？」

今日ここへ来る前からずっと気になってたこと

「今日って…れい」

慧「遅れましたー！」

夏「 Aさん、なんて言いました？」

「あ、ううん。やっぱ大丈夫！」

黎弥は事務所に居ないの？

なんて聞いたら、黎弥の事気にしてるって思われるよね、、いや気にしてないことは無いんだけど…

何なんだろ。この感情、

慧人くんのストレッチも終わり、堀さんが選曲した洋楽に振り付けする

夏「この曲でAさんがどう振り付けするのか見てみたいです！」

なんて、目を輝かせながらそんなこと言われたら手抜けないじゃん、

振りを作っては、堀さん達に振り落とし、作っては振り落としを繰り返し40分程が経過した

夏「やっべ、むっず」

「めちゃくちゃ覚え早いじゃん2人とも。1回曲でやってみよっか」

ｶﾞﾁｬ

？「えー！本当にA居る！」