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坂田side
「これつこて〜」
俺は、うらさんとまーしぃとセンラにタオルを渡した
自分にもタオルを頭に被せ、Aちゃんに服を貸すため、自室に向かった
「えー…どれにしよかなぁ…」
なるべく、自分があまり着ていないやつの方がいいだろうと思い丁度いいものを探す
すると、ズシッと背中に重いものが乗る感覚がした
せ「坂田ぁ〜？意外と積極的なんやねぇ？抱きしめてお手手も握っちゃって〜？」
耳元でそう言ってきた彼の顔など、見なくても分かるぐらい声だけでニヤけていた
「うっさいわ！酒も飲んでないのにだるいで！！」
俺は赤くなった顔で腕を回し肩でセンラを退ける
そして、俺はクローゼットからスエットの上下セットを手に取りセンラなど気にせず脱衣場に置いてきた
.
う「早く風呂入りてぇー…」
湿気のせいでクルンっとなった髪を触りながらポツリとうらさんが呟いた
「ごめん！うらさん、迷惑かけて…Aちゃん出たら入ってきて次ええよ！」
その時だった
ガチャとリビングの扉が開いた音がし、そちらをみたらお風呂上がりのAちゃんがひょっこりと出てきた
ポロッと手に持っていたスマホを落とす
「…ぇ…ぁ…」
火照った頬と少し濡れた髪、そしてかなりブカブカな俺のスエットを着ているAちゃん
俺の心臓はバクバクとうるさかった
《…えっと…服、ありがとう…！》
「…ぁ…いや、ええよ！」
.
…あっ
「…まだ、髪濡れとるで？しっかり乾かさな風邪引く！」
俺はAちゃんの肩に掛かっていたタオルを取り、Aちゃんの髪を優しくワシャワシャとした
それは咄嗟にしてしまった行動
少しびっくりした様子だったAちゃんはすぐに受け入れてくれた
ふふ、可愛ええなぁ…
パッと下を向いているAちゃんの顔を覗くと真っ赤な顔をしていた
俺はピタリと手を止める
「…っ…///」
彼女のそれに俺も急に恥ずかしくなり顔が赤くなるのを感じた
…
.
う「…ｺﾎﾝ、俺、風呂入ってくるわ」
し「完璧俺ら空気やん」
せ「俺らも居ますよー」
うあああ！！
「分かっとるわ！！///」
Aちゃんの髪は大分乾いたようだ
それにしても、なんであんなに赤なったんやろ…
あぁ…身体が熱い…
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ちょこ - とてもよかったです！その後話が欲しい！ (2021年5月19日 19時) (
レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
面影草(プロフ) - とても素敵なお話でした。本当はもっと伝えたいのですが、うまく文字にできません。素敵なお話をありがとうございます。 (2020年4月21日 22時) (レス) id: ad0305c35a (このIDを非表示/違反報告)
まろな(プロフ) - ちくあ☆さん» 私はペラペラな紙ですよwでもそう言ってくださってすごく嬉しいです！ありがとうございます！！ (2020年1月28日 21時) (レス) id: 1ea336bdd4 (このIDを非表示/違反報告)
ちくあ☆ - 勝手に涙出てきてビビりましたよww お話作る神ですか！？ (2020年1月25日 2時) (レス) id: 5384f5bd55 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆな - まろなさん» まろちゃーお疲れ様！お話しましょこれる? (2020年1月7日 18時) (レス) id: e64db9e5a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まろな | 作成日時：2019年11月10日 20時
