検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:123,424 hit

第61話 ページ21

赤司side









赤司「…」









部屋は全て見たと弟達が言う

主に隠れる事ができそうな部屋は、1階にあるキッチン、風呂場…後は俺らの部屋くらいか

あの小さく細い身体なら、基本どこにでも隠れられるだろう。









虹村「ま、腹が減ったら出てくるだろ。」









何故かニヤニヤと気持ちの悪い笑みを浮かべている父さんは他所に置き…。









氷室「図書館とかもあり得るんじゃないかい?探したのは和らしいし、もう一度見てみたら?」







高尾「ちょ、俺の信用ない感じ?!鷹の目でちゃんと確認したよ!」









あぁ…頷く辰也によってかかる和成

隠れられそうな場所…そうだな、タンスとかか?なら必然的に誰かの部屋になる

和成や俊の部屋はまずいないだろう

レオや真太郎、辰也…など几帳面な奴の部屋もあり得ない









敦とかか?いや、まずタンスなどと分かりやすい所にあの子が隠れるだろうか。彼女は頭の回転が早い、誰も予想できない所にいるに違いない

…もしかして。









赤司「洗濯機…」









今は誰の服も入れていなかったし、そこしかない

根拠はないが無性にそこにいるんだと、俺の勘が働いている。









赤司「見つけたよ、A。出ておいで」








A「…あほ」









やっぱりいた。

あほ?彼女なりの悔しさなのか、ちびとかはげとか…

はげては…ない、うん。

Aを抱いて、取り敢えずリビングに向かう。









赤司「そんな事言って良いんだね?」









A「??」









この後、リビングで薬を用意していた父さんのせいで、Aが悲鳴をあげる事になったのは言うまでもない…が、









A「うわぁっ!!せ、せい、せいじゅーろお兄ちゃ!!」








赤司「何かな?俺はあほだから、君を助ける術は考えつかないんだ」









助けを求めて来たその子に、手を差し伸べることはしなかった俺だった。









虹村「ほら飲めA〜アスパラジュースでさ、ほれ」






A「むりむりむりっ」









赤司「…ははっ」

イラスト!→←第60話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (138 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
339人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

(プロフ) - 魔尋-マヒロ-(3)さん» ありがとうございますwww (2017年4月6日 16時) (レス) id: 06b37b234b (このIDを非表示/違反報告)
魔尋-マヒロ-(3) - 薫さん» めちゃ良いっすよ!w羨ましいっス! (2017年4月6日 15時) (レス) id: c3bc4f7b28 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 魔尋-マヒロ-さん» ノリいいっスか!?wwwそれは良かったです(●´艸`)www (2017年4月5日 21時) (レス) id: 06b37b234b (このIDを非表示/違反報告)
魔尋-マヒロ- - 薫さん» www。薫さんノリ良いっスね!みやっさんNICE!そして良くんの可愛さもberryNICE! (2017年4月5日 16時) (レス) id: 42eec0e6cf (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 魔尋-マヒロ-さん» 宮地さんふぁいとー(●´艸`)www (2017年4月4日 18時) (レス) id: 06b37b234b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2016年6月14日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。