赤司先輩って…なんか…こう、苦手【赤司征十郎】

綺麗系と可愛い系 ページ43

Aside



赤司先輩から出掛けようと誘われ、女物の服は何故か貰ってしまった


A「…」


赤司「どうかしたかい？その服が気に入らなかった？」


A「い、いえいえ、そんな事は…」



ただ…こんな大人っぽい服は着た事がない


何ていうの、いつもミッキーとかチップとデールとかそういう柄はあったからこんな…ねぇ



赤司先輩の隣を歩くだけでもこんな格好していないと釣り合わないんだな…と改めて項垂れる



今度からこういう服買ってもらおう、そう思った



赤司「…君にはもうちょっと可愛い服が似合ってるね。大人っぽすぎるのは君らしくない」



A「えっ…？」


突然の感想に聞き返すとクスッと笑われた



お、大人っぽくないですか…私…



って事は赤司先輩と釣り合わない



赤司「あぁ、勘違いしないでくれ。君はどちらかというと綺麗系ではなく可愛い系に入るから…」



赤司先輩は俯く私に焦りだした



可愛いな、なんて思ったのは内緒で。




でも…可愛い系かぁ…



確かに身長低いし…。



A「赤司先輩は綺麗系、ですもんね」



赤司「よく言われるよ」



でも、君に言われるなら誇りを持てるかなって



貴方は小さくそう呟いた






私には聞こえちゃってて




A「私も…」



赤司先輩に可愛い系って言われるならどんな自分でも受け入れてしまう…







赤司先輩、人間って無い物ねだりする生き物なんです…



あくまで私の考えですよ？




人間が綺麗系と可愛い系に分かれるんだったら…




もしかしたら綺麗系の人は可愛い系の相手が欲しいかもしれないじゃないですか


逆に可愛い系の人は…




私は…




綺麗系の貴方が好きなんです。





今の言葉、勝手に期待してもいいですか？

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