赤司先輩って…なんか…こう、苦手【赤司征十郎】

赤司先輩のレアな顔 ページ34

会場に戻ると賑わっていて、丁度音楽が流れ始めた


踊る人もいれば、踊らない人もいる



そんな中で私は赤司先輩に手を握られる





正直、断られると思っていた

でもどうしても貴方と踊りたくて、

早坂先輩が彼女ではないと分かったあの時

貴方に近付きたいと思った



だから勇気を出して一緒に踊りません？と聞いたら貴方は俺で良ければと。




余裕ですね、私に対して



でも…




ありがとうございます。



そんな事を思い、握られた手を握り返すと赤司先輩の手が少し緩んだ


驚いてくれているかな、なんて…。



それでもまたさっきよりも強く握ってくれた赤司先輩

やっぱり負けたみたいで嫌だな…



そんな事を思って赤司先輩の顔を見れずにいると、


「赤司っちー！」


という声が聞こえた



あ、赤司っち！？


そんな軽くていいのか何処かの財閥の息子よ！？



「黄瀬ェ！！恥ずかしいから叫ぶなしばくぞ！？」


親かアンタは！？


え、てか今黄瀬って言った？



黄瀬って言った！？


え、赤司先輩と知り合いなわけ！？


えぇ…と無意識に叫び声がする方を見るとやはりそこには黄瀬涼太さんがいる

後黄瀬涼太さんをしばいてる人も。





音楽流れてるのに何やってんのあの人達！？



そんなこんなで私が顔を引きつらせると赤司先輩が気付いたみたいで


赤司「すまない、騒がしい人達で」

と言ってきた



A「いえ…お、面白いので大丈夫です…」


赤司「…」



しまったという顔をしている赤司先輩はレアだな…なんちゃって

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