赤司先輩って…なんか…こう、苦手【赤司征十郎】

女子力 ページ12

早坂先輩…

どんな先輩かとか全く知らないけど女の子っぽい声それに喋り方


赤司先輩はあぁいうのが好きなのかな


どうなんだろう…

そもそもやっぱり赤司先輩の彼女さんとか…？

A「もーやんなっちゃう」


初恋は実らないっていうけどまさか本当だったとは…

というか私が恋をするとは…

鳴ったチャイムを聞き流し、今は赤司先輩の事だけを考える


A「…あーぁ、こういうときレオ先輩がいたらいいのにーもー…！」

叫んでも何もわからないしこのモヤモヤが取れないことは知ってる


けど…んー

本当に私って恋する乙女って感じ…


気持ち悪ッ


その時ふとある本が目に入った

A「女子力アップ、お手伝い…？」


普段なら目に付かないそんな文字がやたらと頭の中を駆け巡り、私は興味本位でその本を取ってみた

ペラペラっと適当にページをめくると色々書いてある

普段持ち歩くだけで女子力が上がる物とか

お菓子の作り方とか…

例えば簡単なものだったらクッキー

作り方も事細かく書いてある


A「いや、料理は苦手だから」

ばさっと切り捨ててやはり作るとかそういうものではなく持ち歩くものを見てみる


キーホルダーとか、髪の毛を結ぶゴムだったりピンだったり


A「あっ、確かに！」


女の子を綺麗に見せたりできるのは濃いピンク色とか赤色とか…


よし、明日から濃いピンク色のシュシュを付けてこよう


なんて思ったり



ついついその本に見入ってしまった


そんな私は、授業終わりのチャイムが鳴ったのを聞き逃し、図書館で本に集中する

借りるのも面倒なので、いつも常に持っているノートに大事な所とかを書き写していく


授業より集中しているんじゃないか、なんて思い始めた時


急に視界が暗くなった

レオ先輩→←勝ち目なし

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